阿倍野ふれあい掲示板
PHP8月号感想
4コメント 2020/08/02(日) 10:11

  • 4  河崎晋也  2020/08/02(日) 10:11:29  ID:ZDdjMGJjN2  [通報
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    裏表紙、
    ありえないことが実際に起こるよんで、
    今から思うとありえない考えでも、「なるほど当時の状況ではそう判断するのも一理ある」と思いたいと思いました。
    天動説とか「ばかばかしい」と思うことは簡単ですが、当時の社会常識のもとでは、真っ当な判断です。
    当時の人も、我々と同じくらいかしこくきちんと判断できた。社会常識がいまと大きく違う方が、原因なのでしょう。
    そういう意味でも柔軟さは大事と感じました。
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  • 3  馬戸秀雄  2020/07/24(金) 16:35:50  [通報
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    片岡様 大変心に響くメッセージをお寄せ頂きまして有難うございました。カナリヤの唄は、子供の声で聴いてますと明るい歌に思えるのですが、歌詞をよく味わうと悲しみと詫びしさがしみじみと伝わってきます。
    作詞者西條八十の自らの苦しい人生の中から紡ぎ出された傑作です。屈折した心の奥で自分の真のあるべき道を見つめる純粋な魂の叫びを感じさせられますね。苦労の末に学者になっても歌の道を忘れず、次々と名歌を紡いだ努力と天才の歌人でした。青い山脈、王将など今も日本人の心の歌として愛されている。私の大好きな歌です。
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  • 2  片岡明夫  2020/07/24(金) 16:34:17  [通報
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    こころにひびくことば 田中優子さん(法政大学長)
    「つらいって よくないこと?」
    人間誰しも、つらいって(関西ではあぁーしんどいとよく言う)と言葉が違えど ついつい本音で愚痴ることが多々あります。私も今でもつい口に出してしまいます。田中優子さんの文面の中で、彼女も色々と松岡正剛さんにつらい事があれば相談されていたと書かれています。松岡正剛さんの著書「日本流」2009年発売の冒頭部分に、日本で最初に唄われた童謡は、何かというと西条八十(さいじょうやそ)作詞の「カナリア」であると記しています。「カナリア」の歌詞は下記の通りです。
    ① 歌を忘れたカナリアは うしろの山に  すてましょか いえいえ それはなりません
    ② 歌を忘れたカナリアは せどのこやぶに うめましょか いえいえ それはなりません
    ③ 歌を忘れたカナリアは 柳のむちで   ぶちましょか いえいえ それはなりません
    ④ 歌を忘れたカナリアは ぞうげの船に  銀のかい   月夜の海に 浮かべれば 忘れた歌を思い出す
    西条八十は父の死後、少年時代から青年時代にかけて貧しい生活を強いられて過ごしたらしい。
    27歳の時に作詞したのが童謡「カナリア」である。自分の惨めな生活苦の中で、自分に照らし合わせて作られたとネットに書かれている。どこか寂しく、悲しい歌であるが、詩を読んでいると夫婦が深い絆で結ばれていると感じた。いえいえ それはなりません は奥さんがかけた言葉である。
    この詩の中で すてましょか、の詩で思い出したのが、昔の映画で楢山節考という映画です。
    70歳になると山深い貧しい部落の因習に従い、年老いた母を背板に乗せて真冬の楢山へ捨てにゆく物語で。悲しく、切なく、人間の生きざまとは何かを考えさせる映画である。
    皆さまもこの「カナリヤ」の詩についてどう思われますか?
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