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魔王が幼女だから倒せない!
69コメント 2022/09/21(水) 11:49

  • 1  猫ら  2022/01/24(月) 01:14:38  [通報
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    俺の名前はシオン
    人は皆俺の事をこう呼ぶ。


    ───「「勇者」」と。
    +12
    -1
  • 22  猫ら  2022/02/08(火) 10:07:52  [通報
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    一戦を交じり終えた俺と魔王は
    今後についての話し合いをしていた


    「なあ魔王。魔物をどうにかして減らすことはできないのか?」

    魔王を倒せない俺はこのままでは自国に帰還することができない
    せめて、魔物の数が減れば魔王を倒さなくとも済むはずだ


    「すまぬ、それは無理じゃ」

    「魔物はわしの魔力の影響で増えているのは勿論わしも知っておることじゃが。数を減らすことはできん」

    魔王は申し訳ないように話している。
    +1
    -0
  • 23  猫ら  2022/02/08(火) 10:08:59  [通報
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    「仮にわしが魔界に帰還すれば魔物は後々数を減らしていくだろう。」

    「だったらそれをー」

    「じゃが、わしはもう魔界へ戻ることはできぬのじゃ」

    魔界に戻ることができない?
    何故だ?確かに何かしらの目的があって人間界に来たはずだからその目的を果たさずしては帰れないってことなのか?

    そんな俺の考えをよそに魔王は言葉を並べる
    +3
    -0
  • 24  猫ら  2022/02/08(火) 10:09:50  [通報
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    「そもそもわしがここに来た理由は人間界の制圧のためじゃ」

    「人間界の制圧?」

    要するに人間界の支配ってことなのか?


    「少し魔界について話をするかのー」

    魔王の話はこうだった
    魔界の支配をしているのは大魔王と呼ばれるヴィルムという魔族
    この魔王は人間界の制圧のためにその大魔王により人間界に送られたらしいのだ


    そしてこの魔王の他にも魔界には5人の魔王が存在しているみたいだ
    さらにこれは俺が1番驚いたことだが
    その魔王達の中で俺が戦ったこの幼女魔王は1番最弱らしいのだ。

    こいつより強い魔族があと六人もいる。
    そんな化け物たちがここに攻めてきたと考えたらゾッとするよな。

    「だからわしはこの人間界を制圧しない限り戻る事ができないのじゃ」

    「そういう術式がわしに組み込まれてある」
    +4
    -0
  • 25  猫ら  2022/02/08(火) 10:10:28  [通報
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    魔王が仮に魔界へと戻ろうとしてもその術式によって跳ね返され立ち入ることが出来ないらしい。

    帰れないならどうしようもないか。

    「仕方がないな。よし魔王提案がある」

    「提案?なんじゃ?」

    俺はとっさに閃いたことを口にする

    「しばらく俺をここに住ませてくれないか?」

    その提案は至ってシンプル
    俺がこの魔王城にこの魔王と一緒に住むこと。
    魔王討伐が完了していない以上自国に帰還することはできない。
    そんな今の状況から察するに1番いい方法はこれしかないだろう


    「ぬ?わしは別に構わんぞ?」


    「よしなら決まりだ魔王!これから当分よろしく!」

    何かしらの解決策が見つかるまでの間の妥協案だ
    +5
    -0
  • 26  猫ら  2022/02/08(火) 10:10:53  [通報
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    「そうだ。これから一緒に住むんだから名前ぐらい教えてくれよ!いつまでも魔王って呼ぶのはちょっと嫌なんでな」

    魔王の名前を勇者でありながら俺は知らずにいた

    「わしの名前か?わしの名前はリアじゃ」

    魔王が名前を教えてくれる
    リア。うん見た目通りのいい名前だな

    続けて俺も名前を教える

    「俺はシオンって言うんだ
    これからよろしくなリア!」

    「こちらこそよろしく頼むぞシオン」

    こうして魔王リアとの同棲生活がスタートしたのだった。
    +8
    -0
  • 27    2022/05/26(木) 03:06:54  [通報
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    魔王であるリアとの激闘から1週間が経とうとしてた。
    かくいう俺とリアはとても仲良くなった

    「リアー。お菓子食うのはいいんだけどさ、そこどいてくれないか?」

    魔王リアが座っている場所
    それは俺の膝の上だった
    あの激戦のおかげなのかリアはすっかり俺に懐いてしまっていた

    「良いではないか~シオンの膝の上が1番落ち着くのじゃ」

    「足が痺れるんだよー」


    リアが俺の膝を椅子がわりにしてからおよそ1時間ほど経っている
    痺れはまともに足を動かせない状態になっている

    「なんじゃー?わしとの勝負に勝ったくせに貧弱じゃのー 」

    フフン♪と鼻歌を混じりながらお菓子を美味しそうにほうばるリア

    「んー。やはりこのクッキーはいつ食べても美味じゃのー♪」

    ポリポリとクッキーを食べる際にクッキーから出る粉が俺の膝に落ちている

    「ほらー食べかすが落ちてんだろ~」

    俺は膝に落ちた粉を軽く手で払う
    このやり取りはもはや日常化しつつあった


    「あ、そういやまだ聞いてなかったんだけどリアの部下ってどこにいるんだ?」

    俺は魔王城に攻めてきた時から疑問に思ってたことがある
    それはリアの部下らしき魔族を1人も見ていないと言うこと

    魔王城内にはゴーレムといった魔物の存在は確認したが魔族の存在は確認できていない
    +2
    -0
  • 28    2022/07/12(火) 00:32:56  [通報
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    「ん?わしに部下などおらぬぞ?」


    「えっ?...ってことはお前1人でここに攻めてきたってことか?」


    「そういうことじゃ」


    正直驚きの表情を隠せない俺


    「言っただろう?わしは魔王達の中で最弱なのじゃ。そんな最弱魔王などに付き従う魔族などおらぬ」


    「ってことはお前は人間界に来てからずっと1人だったのか」


    話し相手もいないのにこんな広い城に1人で居たのか。
    そう思うと同情してしまう
    まだこんなに小さいのにな

    「グスッ、偉かったなあ」

    俺はリアの頭を撫でながら気がつくと泣いていた
    こんな小さな子が1人でさぞ寂しかったろう。

    「ぬ!?や、やめい!頭を撫でるでない!」



    「これからは俺が一緒に居てやるからな。」

    俺はその時密かに心に決めた。
    これから先この子と一緒にいてやろうと。
    共に未来を過ごしてあげようと。
    +1
    -0
  • 29    2022/07/12(火) 00:34:27  [通報
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    「ぬぬ?なんで泣いておるのじゃ?」

    リアが顔を上にあげキョトンとした表情をしながら俺の顔を見て話してくる

    「なんでもないぞリア」

    俺は涙を服の袖で拭いた
    この子は別に悪い魔王ではない。
    これぐらいの同情は女神様も許してくれるだろう。

    「あ、そうだ。もう一つ質問だ なぜお前は今まで人を襲わなかったんだ?」

    俺が抱いたもう一つの疑問
    魔王が人間を襲わない理由。
    それがなんなのかが気になる

    「あーそれはじゃな....わしが人間を好いておったからじゃ」

    リアはゆっくり口を開いてそう答えた

    「人間が好き?なぜ?」

    「人とは本当に素晴らしい生き物だからじゃ。
    互いを尊敬し合い助け合いいろいろな困難な壁を皆が力を合わせて乗り越えることができる。それほどまでに強くて美しい生き物が人間じゃ。」

    「たぶんわしは・・・そんな人間たちが羨ましいんだろう。魔界は実力主義の世界。強さだけが正義だからのう。いつかそんな魔界も人間界のようにできたらいいんじゃがな。」

    魔王が人間を襲わない理由が人間が好きだから
    そんな言葉が出るとは俺は予想もしてなかった
    +1
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  • 30    2022/07/12(火) 00:34:51  [通報
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    「俺以外の人間と交流とかしてみたいか?」

    「叶うならばそれもしてみたいのう」

    ちょっとうつむいた表情でそう話すリア
    そんなリアに俺は自身の中で考えをまとめた。

    「よし。いずれ俺がそんな世界にしてやるよ」


    「そんなことできるのか? 人間はわしら魔族を嫌っておろう?」


    本当にそんなことが出来るかは今はまだわからない
    それだけ今の人間達が魔族に対する目は批判的だ
    だが、いずれ魔族との共存が認められるそんな世界になれば俺はこのリアを連れて自国に帰国する
    それで全てが解決する

    「まあ、今はまだそれは夢のまた夢の話なんだけどな。 だけどいつかはそうなるように俺も頑張るさ」

    「ふふっ、ならば期待しておるぞ勇者!」

    「おう、任しとけ魔王!」
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  • 31    2022/08/22(月) 21:26:32  [通報
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    それはある日のことだった。
    俺とリアはいつも通り魔王城でくつろいでいた


    そこに突如時空が歪みゲートが開かれる


    「な、なんだこれ?」

    ゲートとは転移魔法の総称
    人間が使用することは出来ず
    魔族のみが使える魔法だ


    「ん!?シオン!隠れるのじゃ!」

    慌てた様子でリアが俺に言う

    「隠れるってどこに?」


    俺が今いる場所はリアの部屋
    この広い部屋には隠れれるような場所はどこにもなかった。

    間もなくゲートからゆっくりと何者かが現れた


    「ふぅー。相変わらずゲートって窮屈だなあ」

    そこに現れたのは金髪で髪を綺麗に七三分けにしたリアより見た目が4つくらい上の少年だった


    「あー!久しぶりだねリア! 」

    その少年は俺には目もくれずにリアの元に駆け寄っていった。

    「.....お、お久しぶりですフラン様。」

    少しビクついた様子でリアがその少年と会話を交わしている


    「今日は、どういったご用件でしょうか...」


    リアはひどく怯えている様子だ
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