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魔王が幼女だから倒せない!
69コメント 2022/09/21(水) 11:49

  • 1  猫ら  2022/01/24(月) 01:14:38  [通報
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    俺の名前はシオン
    人は皆俺の事をこう呼ぶ。


    ───「「勇者」」と。
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  • 32    2022/08/22(月) 21:27:11  [通報
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    「ああー実はヴィルム様の命令でね
    人間界の制圧が済んだから確認して来いって言われてここまで来たんだ──」


    ニコニコとしながら少年はリアの質問に答える
    しかし疑問が残る。
    ヴィルム?
    それは確かリアが言っていた大魔王の名前だ。

    「す、すみません。まだ制圧はできていません。」


    リアは今にも泣きそうになっている
    流石にこれはなんだか可哀想だ。
    俺はリアに変わりその少年に尋ねた


    「君は何者だ?」


    魔族しか使えない転移魔法を使っていてリアを知っているとなると
    魔族ってことは間違いないはずだ
    だが、念には念をってね


    「ん?あれーリア?なんで人間がここにいるんだ?」

    「そ、それは、」

    リアは膝においていた手で服をクシャクシャに掴み俯いていた

    「おい、やめろよ。リアが怖がってんだろ?」

    幼女の泣き顔ってのも素敵だけど
    流石にこれはやりすぎだ。
    リアがなんでこんな奴のことを怖がっているのかはわからないけどな


    「あ?人間ごときが僕に指図をするな
    殺すぞ?」

    俺が注意をした瞬間こいつの目つきが変わった
    今にでも飛びかかってきそうなほど鋭くゾッとする目をしていた

    けどここで臆するわけにはいかない

    「やれるものならやってみろよこのクソガキめ」

    挑発するかのようにその少年を煽り立てる
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  • 33    2022/08/22(月) 21:27:55  [通報
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    「はぁー。君は口の聞き方もそうだけど態度もなってないようだねー。そこにひれ伏せよ」


    少年の言葉を発した瞬間俺は地面に顔を押しつぶされる

    「なっ。」

    体が動かない。
    息ができない。
    こ...これはやばい。

    「や、やめてください!フラン様!」

    そんな俺を見てリアが泣きながら少年に訴えている

    「ん?リア~君もしかしてこの人間を助けようとしているのかい?」

    「ち、ちがいます!この様な下等種族のためにあなたの手を汚させたくないのです!だからお願いです!!」

    リアは必死に少年に訴えている
    その姿は先ほどまで俺に強気に喋っていた幼女とは程遠い姿だった。

    「リアがそこまで言うなら仕方ないね。リアに免じて許してあげるよ」

    少年は指をパチンと鳴らした
    その瞬間俺へ掛かっていた重圧が無くなり体が楽になった

    「リア。さっさと人間界を制圧してね。そうしないと僕が動かなくちゃいけなくなるから それじゃ、また来るよリア」

    少年はゲートの中へと入り姿を消した
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  • 34    2022/08/22(月) 21:29:00  [通報
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    「はあはあ、リアあいつ何者なんだ?」

    明らかに普通の魔族ではない
    それほどまでに強大な力を持った者
    仮にも俺は勇者だがその俺が手も足も出なかった
    リアが止めてくれなければ俺は本当にやばかっただろう。


    「あの方は残る魔王の1人じゃ。
    名はフラン 重力を操る魔法を得意とする者」

    重力魔法
    俺が使う光魔法と同様の固有の人物のみが使える専用魔法か。
    俺が今まで見たこともない魔法だった
    奴が残りの魔王のうちの1人か。


    なんだろうな。この絶望感は
    あんな化け物どもがあいつを抜きにしてもまだ4人もいる
    そしてその化け物どもを配下に納める大魔王ヴィルム。

    こいつは恐らく神にも匹敵する程の力を持っているだろう

    あいつらがまとめて人間界に攻めてきたとしたらどうする?
    俺は人間達は勝てるのか?

    どう考えても勝てる気がしない
    俺はその時ようやく痛感したんだ。
    天と地ほどある魔族と人間の力の差を。
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  • 35    2022/08/22(月) 21:30:03  [通報
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    「ははは。あんな化け物が魔界にはうようよいるのかよ」

    俺は自然と笑っていた
    別に嬉しくて笑っているのではない
    呆れて笑っているのだ

    人間界と次元が違う。
    仮に全人類が魔界に攻めこめても
    あのフランと言う魔王1人に全滅されるだろう
    それほどまでに力の差が大きい

    「あいつらが一気に攻め込んできたりしたら....」


    考えただけでゾッとする

    「その心配は今のところは大丈夫じゃ」

    リアが俺の隣に座り俺の手を握りながら喋る

    「大丈夫って?」

    「この世界に来れるのは今の所はわしとフランだけじゃ」


    「この世界に来れる人数が限られているのか?」

    「それは少し違う ここに来るにはさっきの転移魔法を使用しなければならない
    じゃが、そのゲートを通れるのは魔力上限以下の一定の魔力量の者のみじゃ」

    どう言うことか俺は理解ができなかった

    「どう言うことだ?」

    「簡単に言えばゲートを通るには魔力量の上限がある その魔力量の上限を超える者はこの世界に立ち入ることができぬ」

    つまりは
    この世界に来るためにはゲートを通る必要がある
    だが、そのゲートは魔力量によって通れる者が制限されている
    他の魔王は膨大な魔力ゆえにゲートの魔力制限によって通って来れないってことか。
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  • 36    2022/08/22(月) 21:31:36  [通報
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    「なあリア。お前たちはなんでそこまで人間界に執着するんだ?」

    何故魔族はそこまでして人間界を支配したがるのか
    何を目的としているのか
    謎が増えるばかりだ


    「それはじゃな...」

    リアは言いづらそうに間を開ける
    少し間が空きリアは話し出す


    「───神々との戦争のためじゃ」

    「神との戦争?」

    ますます訳がわからない
    神との戦争?
    何だそれは?
    神と戦争するのに何故人間界を支配する必要性があるのか


    「神の力の源は人間の信仰心にある
    つまりじゃ、人間は神の力の源と言うことじゃ」

    なるほどそういう事か。
    魔族がなんとしてもこの人間界を欲しがる理由は
    神の力の源である人間達を断って神を弱体化させるためか

    魔族は人間界だけではなく
    ありとあらゆる世界に干渉できる存在
    その神達の領域まで支配しようとしているって事だ。

    「なんかもうスケールがでかすぎて呆れてくるよ」

    人間はちっぽけな生き物なんだな
    そう俺は痛感した。

    「この世界を巻き込んでしまって本当にすまないとおもっておる。」

    リアは申し訳なさそうに頭を下げる
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  • 37    2022/08/22(月) 21:31:57  [通報
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    あーそうだった。俺は思い出した
    俺は知っている
    こいつは人間達が好きだってことを
    約束は守るぞリア
    俺が一緒にいてやるよ。

    「よーし。辛気くさい話は終わりだ!リアお菓子食おうぜ!」

    俺は明るく振る舞う
    ここで考えても何も始まらない
    俺は然るべき時に然るべきことをする
    今はそれだけを考えることにした

    色々考えても頭がパンクするだけだしな


    「な!クッキーはあるのか!?」

    リアはパァッと明るい顔をして笑う
    俺が見たかったのはこの笑顔なんだ
    俺が守ってみせるどんな奴らからでも。

    この笑顔を途絶えさせる奴は俺が許さない。


    その為にもまずは今より力をつけないとな
    然るべき時のために

    「もちろんあるぞ! ほらこっち来い一緒に食うぞリア!」
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  • 38    2022/08/22(月) 21:32:36  [通報
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    「ふあー眠い」

    フランが訪問してきてから早3日ほどが経っていた。

    俺は布団の中から漂う異様な人肌の温もりにより目を覚ます
    何か布団の中にいる。

    俺は布団を軽くめくり中を確認する
    やはりだ。
    そこには奴がいた。

    「むにゃむにゃむにゃ」

    猫のように丸くなり布団の中で俺の体に横たわり眠っているリアだ


    「な、なんだこれ....天使かよ!!」

    いや魔王だがな!
    危ない危ない。
    こいつの寝顔が可愛すぎて危うくこいつが魔王ってことを忘れそうになった


    魔王を天使扱いでもしたら女神様に怒鳴られそうだ。

    しかしどうする?
    こんなに気持ちよさそうに寝ているリアを俺は起こせない。
    と言うよりこの寝顔をずっと見ていたい。

    これが親が子に対して抱く母性本能というやつか。
    父さん母さん。
    あなた達の気持ちがなんとなくわかったよ。

    「こいつほんと気持ちよさそーに寝てんな」

    リアの頬をぷにっと人差し指で押す

    「柔らかい!」

    幼女特有の肌の質感
    モチっとしていてとても触り心地がいい
    いつまでも突ついていられる

    だが、俺は今緊急事態だ
    何がって?

    それはな

    とてつもなくトイレがしたい。
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  • 39    2022/08/22(月) 21:34:10  [通報
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    だけどもこの状況ではトイレには行けない

    体を動かしたら絶対に起きる。


    でももう無理だ限界だ

    「ごめんよーリア」

    そーっとリアを横にずらし俺は布団から出る

    「よしっと。任務完了だ」

    あとはトイレに行き用をたすだけだ
    俺はトイレの方へと歩き出すが
    その時だった

    「んー、シオンおはようなのじゃ」


    リアが起きてしまった
    トイレから戻って来てまたリアの顔を見ながらダラダラ過ごすという俺の予定が狂ってしまったのだ

    発狂もんだぞまじで

    「あー、起こしちゃったか」

    とりあえず尿意がやばい
    俺は走ってトイレへと駆け込んだ
    結果は
    ギリギリセーフだ
    何とか漏らさずに済んだ

    用を足し部屋に戻るとリアはいつものごとくお菓子をおいしそうに頬張っていた

    「んー!寝起きのクッキーはやはりいつ食べても美味じゃのー」

    両手を頬に当てクッキーの美味しさに感動しているリア
    これは俺が毎朝見る光景だ
    羨ましいだろ?


    「さあて、リアそれ食ったら今日も俺の稽古に付き合ってもらうぞ」

    俺はあの日以来リアに稽古をつけてもらっていた

    理由は当然魔族に対抗するためだ
    もうリアにあんな怯えた顔はさせない

    そのためには俺が強くならなければならない

    「うむ。じゃあ行くかのう!」

    俺とリアは城の外に出た
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  • 40    2022/08/22(月) 21:35:04  [通報
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    稽古の内容は実戦オンリーだ

    俺は色々と新たな強力な魔法を習得している
    その魔法が実戦で使えるものかどうかをリアに試させてもらっている


    「よし、じゃあいくぞリア!」

    「いつでもよいぞ!」


    俺はリア目掛けて突っ込む

    その際に俺は魔法を使用する

    「光魔法シャイニングブレス」

    俺の詠唱と共にカラドボルグは光りはじめる

    俺がカラドボルグを振ると
    交差した光の斬撃がリアに向かって飛んでいく

    その斬撃をリアは高速移動をして交わす

    そのリアに対して俺は一気に距離を詰める

    「いくぞー!光魔法 シャイニングアロー!」

    俺の詠唱と共にリアの頭上に無数の光の矢が現れる

    その攻撃もリアには効かず軽く弾き飛ばされる。

    「次はわしの番じゃ! 」

    リアは高速移動により俺との距離を詰めてくる。
    そして腕を思いっきり振ってきた


    しかし俺はこの反撃を待っていたのだ。

    「よし。ここだ!光魔法フラッシュ!」

    俺は自身で習得した魔法をここで使用する

    光魔法 フラッシュ

    強烈な光を発して相手の視界を一時的に奪う
    用は目眩しの魔法。
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  • 41    2022/08/22(月) 21:35:39  [通報
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    「ぬ!?なんじゃ!見えぬ!」

    リアはフラッシュにより手を緩めた
    ここがチャンスだ

    俺は逆にリアとの間合いを詰めカラドボルグを使い首元を取る

    「よーし!俺の勝ちー!」

    この実戦の目的はあくまでも習得した魔法が戦闘で使えるかどうかを試すためだけに行っている
    正直勝ち負けなどはない

    「今の魔法はなかなか良かったぞ まあ、わざと食らってやったのじゃがな!」

    リアはそう強がりながら言う


    でも、本当にこの魔法はなかなか使えそうだな。

    「よし。今日の稽古は終わりだ!
    城に戻るぞ」


    「わしは負けておらぬからなー?」

    リアは少し不満そうに頬を膨らましながら俺に悪態をついてくる

    「わかったわかったお前は負けてないよー」

    「適当にながすなー!」

    そんなリアに対して俺はちょっと小馬鹿にしながらリアに話す


    早くもっと早く。
    強くならないと。

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