小説投稿板@キャスフィ
生徒会の王子様
6コメント 2023/01/26(木) 11:29
  • 7  松下松兵衛  2023/01/26(木) 09:35:57  [通報
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    「うーん、いてて。ほっぺつねるなや」
    「ダメー。許すまじ。」
    私は念を込めて翼の頬を上下左右に動かしながらつねった。
    あれ。意外と楽しい。
    「。。。。悪かったってば!」

    「とむら、生徒会に入るなんてどうしたの」
    翼は不思議そうに首を傾げた。
    「昨日、環様が生徒会に入っていたって知ってさ、私も生徒会に入ろうって思ったの!」
    私は夢見る乙女のような顔をしながら言った。
    「はあ、、生徒会の一員になるってどんなに大変なことかわかってるの?
     積立金の確認とか学校行事とかそういうのほとんど任されるんだよ。」
     翼があきれてる。翼は中学校の時、生徒会長をを務めていた。
     さすが元生徒会長の言葉は突き刺さる。
    「それにこの学校は去年建てられたばっかりで、生徒は1期生のうちらだけなんだから、おっちょこちょいのとむらが何かやらかしたりでもしたら
    未来が丘のイメージ、ズタボロ。」
    そうなのだ。未来が丘商業高校は開校されてまもないピカピカの学校だ。
    なので設備とか教室とか全てきれいだ。まあ、10年後くらいにはちょっとボロボロになると思うけど。
    開校されたばかりなのと、制服のデザインがカッコよく、女子もズボンをはけるという点に惹かれ、受験しようと思った人が多く、東京の商業科高校の中で一番倍率が高くなったんだとか。
    制服は、あの黒のセーラー服で有名な江東商業に負けず劣らず、インパクトがある。
    ちなみに私は翼と一緒ならどこでもよかったという感じだ。
    「とにかく!生徒会に入るならまず自分の性格をよく見直してからにしよう!
    入る動機が推しだからという理由で未来が丘支えられると思ったら甘い!」
    翼はグサッと突き刺さることをびしっと言いやがった。
    確かに私はギターを最初は何本か壊しちゃったことあるし、よく携帯の画面割っちゃうし、色々やらかしてる。それぐらいのおっちょこちょいだ。
    でも、頑張ってねとかそういうこと言ってくれてもいいのになあ。。
    こんな私でも、おっちょこちょいなりに人生頑張ってるのさ。
    もしドラゴンボールの神龍が現れてくれたら、ドラゴンボール7個を捧げてもいいくらいこのおっちょこちょいを直してほしい。
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