海と花束 BBS
小説書いてみる
3コメント 2021/03/31(水) 13:33
  • 1    2021/03/24(水) 00:04:55  [通報
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    今日も俺は冬の寒い空の下を懸命に走り抜ける
    車がいっぱい通る大きな道路の端を走り横断歩道を渡って右曲がるそしたら少し外で息をついて深く息を吸ったなら店の中に入る
    これが最近の俺のルーティーンだった
    軽快な音がなるとすぐいらっしゃいませ〜と店内に響く店員の声
    この声を聞くといつも心がドキドキする
    もうすぐで彼女と会える。そう思うとワクワクした
    一番右の棚をまっすぐ
    すると今日も彼女がいた
    眩しいぐらいに輝かしく俺に笑いかける彼女に自然と笑みがこぼれてしまう
    急いで彼女の手を掴むと早歩きでレジへ向かう
    この後のことを考えると思わず俺のほほが緩んで笑ってしまう
    ありがとうございました〜店員の声が聞こえる
    その声も冬の寒さも今の俺を止めることはない
    鼻歌交じりで来たみちを戻ると至福の時間が俺を待っていた
    彼女のその独特なほろ苦さはとても癖になるものだった
    あたたくてほろ苦くてとても甘いこの時間が最近の俺にとっての人生最高の瞬間だった

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