海と花束 BBS

「荒らしへの反応禁止」「相手に失礼のない対応」の二点だけは最低限よろしく!
あとはご自由に!
私の推しが溺愛してくるんだが!?
24コメント 2021/08/09(月) 13:45

  • 1  千代  2021/03/28(日) 10:40:10  ID:MmI2NDg2MD  [通報
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    親友と言える親友はいなくて、ただ、クラスメイトの話すことに相槌を打つだけ、そんな毎日。勉強もあいまいで、運動は得意な方。典型的な女子高生だ。
    そんな私が毎日毎日していることがあった。それは推しを推すことだ。
    「ふ~…疲れた…ふふ…」
    少し不気味な笑みを浮かべると、スマホとiパットを開く。
    スマホには音ゲーを、iパットには、推しアイドルのライブを見る。
    推しアイドルと言っても、声優さんが歌ってる二次元なんだけど。
    「あ~!やっぱ神山悠斗様の声、神だわ!最高!」
    私はいわゆる隠れヲタクなんだけども、ゆういつ知っているのは、妹だけだ。
    妹もヲタクだけど、隠れヲタじゃなく、典型的なヲタク(?)なのだ。
    誰のも隠しもしないで、多田忠雄氏に貢ぐことが生きがいとしている。
    まぁ私も推しに貢ぐことが生きがいにしてるんだけどね。
    私は妹が大好きだ。まぁそれはヲタクだからということなんだけども、妹は、そういうことではなく、もう全部が私の全部が好きらしい。いわゆるシスコンだと思う。私の兄も私のことが、誰よりも好きなシスコンだ。だからなのか、私は男と話すのが苦手だ。特に、私と同い年は苦手だ。ゆういつ生きがいが、神山悠斗様という声優の担当しているアニメなどは全て見ている。
    神山悠斗様は、声優だから当たり前のことなのだが、声が物凄く良い。
    どんな声でもできるといういわゆるカメレオン声優なのだ。
    クール、おとぼけ、女の声だって自由自在。今一番人気の声優さんなのだ。
    もっとすごいのが、大人じゃなくて、私の三つ年上の大学生ということだ。
    あ、私の名前を言うのを忘れていたが、九条彩寧(くじょうあやね)だ。
    一言でいうが、私の家は、三大資産家ともいわれるほどのすごいお金持ち。
    だからそれなりのお金を私は持ってる。自慢に聞こえたら申し訳ないが。
    妹はその金を物凄く使っている。典型的な金銭感覚が狂っていると思う。
    将来いじめられるぞ妹よ。と心の中で、少しふざけてみる。
    私はそれなりにやりくりをしている。今の学校は、バイトもできるし、両親に毎月5000円をもらう。だから結局、10000円もらうことになる。
    私は少しくらい、やりくりしたい。なんか全国の貧しい人に申し訳なくなる。
    私はこんなに豊かな暮らしをしてはいいのだろうかと。
    「姉ちゃ~ん、いっしょに、ヴィライトのライブいかない?」
    ノックもしないで妹が部屋に入る。
    「え、ヴィライト?!」
    私は、ゲームもライブもどうでもいいように、妹の駆けつける。
    ヴィライトというのは、神山悠斗様がCVしている音ゲーのバンド名だ。
    今私がしていたのも、その音ゲーだった。
    神山悠斗様がボーカルをやっていて、もちろんそれで私は音ゲーというものをした。それでめちゃくちゃ音ゲーにはまり、数々の音ゲーが私のスマホに入っている。
    「なんであんたがヴィライトの、ライブチケット持ってんのよ」
    「え、だって私の推しがヴィライトのいるでしょ?それで、そのヴィライトのライブがあるって知って、チケットを即買ったってわけ。どう?姉ちゃん一緒に行かない?姉ちゃんも行くかなと思って、二枚買ったんだよん」
    誇らしげに私にチケットを見せる妹。
    「もちろん行くわよ。悠斗様が、生で見れるんでしょ、こんないい機会めったにないわよ。でかした、妹よ!」
    嬉しくて、妹に抱き着く。
    これだけでも喜びで舞い上がってるのに、天国に意識が行くような、そんなことが待ってるなんて、喜びの舞を踊っている私は、知る由もなかった。
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  • 24  千代  2021/08/09(月) 13:45:13  ID:Y2VkN2M3Nj  [通報
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    5ヵ月ぶりの投稿で、結構時間がかかった、千代です!
    少しでも見てくれればうれしいです!
    ※誤植・誤字があれば教えてください!
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  • 23  千代  2021/08/09(月) 13:42:10  ID:Y2VkN2M3Nj  [通報
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    >>22
    間違いを発見しました。
    9行目の彩寧の手の甲に口づけし手たじゃなくて、
    彩寧の手の甲に口づけしてたです。
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  • 22  千代  2021/08/09(月) 13:39:00  ID:Y2VkN2M3Nj  [通報
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    私はあの騒動の後、コソコソと教室の中に入った。
    すると、私の机の前にいる子が興奮しながら聞いてきた。
    最初に親友と言える親友はいないと言ったが、幼馴染はいる。
    昔からの馴染みで小中高ずっと一緒だ。それがその子だ。
    名前は天王寺 綾花。この子は私がヲタクということは知らないが、
    悠斗様の熱狂的なファンということは知っている。
    好きすぎて、そのかっこよさを綾花に教えたくて、
    スマホで何度か悠斗様の顔を見せたことがある。
    「ねぇ、彩寧。どういうこと?何で彩寧の推しが彩寧の手の甲に口づけし手たの?!」
    「…え…っと…これにはものすごく深い理由がありまして…いろいろと危ないので、昼休みに話すよ」
    私はできるだけ胸の高鳴りを感じさせないように、ニコニコとお嬢様スマイルを浮かべる。
    昼休みになって、私たちは、旧視聴覚室でお弁当を食べていた。
    「さっきから黙ってるけど、もちろん話してくれるよね?…彩寧様…?」
    ワザと【様】呼びで私のことを呼ぶ。
    「う…分かってるよ…実は…」
    私は今まであったことを、全部吐いた。
    「ほぇ…本当に現実で、少女漫画みたいなことが起こるもんだねぇ…」
    綾花が感心していた。
    感心してる場合でもないんだけどな…
    「でも、悠斗様にとっては彩寧とは初対面なのに、結婚とは……一度前に会ってたんじゃない?」
    その可能性は断じてない。ありえない。
    「そ…それこそ少女漫画みたいで、あるわけがないじゃん!」
    「そう…?お嬢様って、そういうのありそう…」
    「勝手な偏見だな…ていうか、綾花もお嬢様でしょ?」
    そう言うと、綾花は、「そうだった」とおどけて見せる。
    「でも私なんかを好きになる要素なんて、みじんもないじゃん…」
    そう言うと、綾花は、ものすごくドン引きしていた。
    「綾花…?」
    「…彩寧の鈍感がここまでとは…」
    綾花は頭を抱えていた。
    ん?私ヘンなこと言ったか?特に言ってないんだけどな…
    「で、悠斗様は、学校に迎えに来るの?」
    「うん、朝…毎日送り迎えするって言ってた」
    「…じゃあその時に聞いてみたら、何で私のこと知ってるんですか?って。
    あ…あと、私のどこが好きなんですか?って。そしたら少しは胸のモヤモヤが取れるかもよ?」
    そう言われ、やってみることにしたのだった。
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  • 21  千代  2021/04/01(木) 15:07:30  ID:ZjUxNDA5YW  [通報
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    何で…私?
    「あの…」
    「断るなよ?」
    そう言われ、思わずハイと言ってしまった。
    次の日の朝、妹に強引に起こされた。
    な…何…?
    「…悠斗様が…っ家の外にいる…っ」
    …は?何言って…
    「おはよう…彩寧」
    「おはよ…って、ええ…っ!?」
    悠斗様!?
    「行こ、学校」
    ……!?
    「何言って…!てか、何でいるんですか!?」
    「…あれ?言ってなかったっけ?」
    私の腕をつかんで、強引に私の体を起こさせる。
    「今日から、彩寧の送り迎えするって」
    …はぁ!?悠斗様に…!?お…送り迎え!? 
    「ど…どういうこと?姉ちゃん」
    妹に聞かれるも、私だって、何も分かんない。
    「彩寧?行こう。…それとも、俺に送り迎えされるのは、いや?」
    悠斗様は、私の顔を覗き込んで、甘い声で、私に尋ねる。
    …ダメだ…悠斗様には、勝てないよ…っ!
    「ダメじゃ…ないです…」
    そう言うと、ふっと優しく笑うと、「良かった」と言って、「俺、外に出とくね」と言って、部屋から出て、ドアを閉めた。
    妹は、悠斗様が出ていくのを確認して、
    「どういうこと!?説明してよ!姉ちゃん!」
    と、興奮状態だ。
    それもそうだろう。自分の身内が、人気声優に送り迎えをしてくれるのだ。
    興奮も何も、ありはしない。
    「…どういうこと…って…別に…」
    「言い逃れるなんて、許さないからね!…って、また、胸大きくなった?」
    …また下品なことを…でも最近、ブラがきつくなったような…って、違う!
    「別に言い逃れなんて…」
    そう言うけど、ジィ…と怪しい目で見てくる。
    「分かったわよ…」
    自分が折れると、やってやったぜと言う顔をした。
    昨日会ったことを全部話すと、声にならないくらい発狂した。
    「しぃ…!うるさいよ!」
    「こんな話されて、発狂するなっていう方が難しいよ!推しにプロポーズされるって…人生に一回だけだよ」
    と羨ましそうに私を見てくる。
    「…と、とにかく、この話は、絶対に兄ちゃんにしないようにしなきゃだね」
    妹は、意気込むようにそう言った。
    …え、なんで?…まぁ、いいや。
    「じゃ、行ってらっしゃい!」
    楽しそうに、ドアを開く。
    「…行って…来ます」
    駆け足で外に出ると、悠斗様の言うとおり、本当に悠斗様は外で待っていた。
    …それより、バイク?
    悠斗様はバイクに寄りかかっていた。
    「…あ、出てきた。それより、ほんとすごいよね、彩寧の家って、高層マンションって…」
    上を見上げて、高層マンションを見る。
    ここの持ち主は、私のお父さんだ。お父さんとお母さんが一部屋で住んでいて、私たち兄弟は、一部屋ずつ部屋が設けられていて、両親以外、別に別に分かれて住んでいる。別に、家族崩壊とか、そういうものじゃなくて、お母さんの意向で、自立しなさいということで、部屋が分かれている。
    お父さんと兄は、ものすごく反対していたが、妹と私は、大賛成だった。
    その理由は、部屋全体に、推しなどのポスターなどが飾られる!と思ったからだった。3対2で勝利して、別々に暮らせるようになった。
    もちろん妹以外、私の部屋には、立ち入り禁止としていて、もし入ったら、絶
    交だといってあった。お母さんは了承していて、兄とお父さんは、彩寧ロスで死んじゃうと言った。お父さんは、お母さんがいるからいいとして、問題は兄だ。そう思って、週1で兄の家に行く。という決まりを作った。もし私に会いたいときは、私が兄の家に来るときに、お父さんも来なよと言った。
    こう聞くと、自分ひどいな、と思ったけど、その方が楽と言えば楽だった。
    家に帰っても、素の自分としていられるからだ、週1は仮面をかぶらなきゃだけど。それに、お父さんが、ずっと娘LOVEだったら、お母さんが嫉妬しちゃうよ。この世にないくらい、私の両親は、ラブラブなのだ。
    「じゃ、後ろ乗って」
    バイクに乗ると、自分の後ろを、ポンポンと叩いた。
    「…失礼…します…」
    悠斗様の後ろに乗る。
    「ちゃんとつかまっててよ」
    つ…掴まる!?悠斗様に?!ム…ムリ…
    「無理じゃないよ。掴んでて」
    私の手を、悠斗様のお腹に回す。
    ひぇぇ…!無理ぃ!
    離そうとすると、その前に、エンジンをかけて、発車してしまった。
    ――10分もしないうちに、学校に到着した。
    「ここで、合ってるの?…ほんと、すごいよね、彩寧の周りって」
    学校の校門で、校舎を見る。
    「そう…かな?」
    「じゃ、また迎えに来るね」
    ニコッと笑うと、手を添えると、悠斗様の口に近づけて、キスをする。
    …は?
    周りにいた生徒たちはキャーと、悲鳴を上げる。
    「あの人、神山悠斗様じゃない?」と、コソコソ話をする人もいる。
    …悠斗様、もしかして、人目を気にしない人?!
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  • 20  千代  2021/03/30(火) 19:21:48  ID:ZTAwZWRmZj  [通報
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    『俺がヘアアレンジしてあげる』
    悠斗様がそう告げた。
    「できるんですか?!」
    今日は驚くことばかり起きる。夢なのかな?
    「鏡の方むいて。髪いじるから」
    髪いじるから…っ!?いじってくれるんですか!?…面目ない…
    「こう見えて、悠斗は、こっちが本業なのよ。美容師やってるころに、街歩いてたら、声に惚れたみたいに掛けられて。声優界に入ったのよね」
    宮原さんがそう言う。
    悠斗様が美容師ってことは知らなかった!ファン失格ですね…
    とひとりで落ち込んでると、
    「このことは、公にさらしてないから、みんな知らないよ」
    と、自分の気持ちを悟られてしまった。
    ――…30分ほど経つと、「出来上がり」と言われた。
    …嘘…っ!
    「上手…なんですね」
    「なめるなよ。おれのこと」
    少しムスッとして、どこか気に入らない様子に、クスリと笑ってしまった。
    「こんなに可愛くしてくれて、ありがとうございます」
    にっこり笑って、悠斗様にお礼をする。
    「…っ!…宮原さんありがと、…彩寧、行くぞ」
    「え…どこに…っ」
    「…秘密」
    手を引かれて、また連れていかれていくがままについていく。
    「…え、なんですか、ここ!」
    何とそこは、ジュエリーショップだった。
    …結婚指輪?しか扱ってないよね、ここのお店って…
    不思議に思いながら、私は、キョロキョロと周りを見る。
    「あ、神山様!ご無沙汰しておりま…もしかして、結婚指輪ですか!?
    お待ちして下さい!」
    ぱたぱたと向こうへ行ってしまった。
    めちゃくちゃ金持ちなんだな…悠斗様って…
    「結婚指輪じゃないのにね……」
    「結婚指輪だよ」
    ………………へ?
    「い…今なんて…」
    「結婚指輪買うよ」
    …え、だったら、私と来ちゃダメでしょ…そもそも、悠斗様と指輪選びなんて付き合えないよ~!
    「で…でしたら、私はもう用なしですよね!…さような…」
    「何で彩寧がいなくなるんだよ。いなくなったら、意味ないだろ」
    私の腕をつかんで、真剣な目で、私に言う。
    …なん…で…?どういう…こと…?
    「どういうことですか?説明してください。私がいる必要性がないでしょう?
    そもそも、私が、あなたといることすらおかしいんですよ!?」
    悠斗様に怒鳴ってしまった。私たち以外誰もいない。そりゃそうだろう。もうすぐで閉まるというのに、駆け込みで、ジュエリーショップに入ったのだ。ライブだって、7時から始まって、8時に終わり、握手会とサイン会を9時までして、そのまま帰ろうというところに、悠斗様につれられたのだ。
    そんなことより、怒鳴ってしまった…不甲斐ない…私が起こる必要性がないし、ファンに怒鳴られたくもないだろうに…
    「ここで、言うのもなんだが……九条彩寧。神山悠斗と結婚してくれませんか?」
    「…………え?」
    私…今…ここで、告白された?…いや、告白以上に、プロポーズされた?
    「俺は、彩寧に惚れた。…いや一目ぼれだ。…結婚がムリなら、結婚を前提に、付き合っていただけませんか?」
    悠斗様はそのままひざまずく。
    「神山様、パンフレット……あ、」
    「ダメですか?」
    悠斗様は、私の手を取ると、チュッとリップ音を立てて、口づけした。
    …悠斗様、ここでそんな低音ボイスはズルくないですか?
    真剣な目で…私のことを見ないでください…っ!おちますよ…もう、とっくの前におちてますけど…ね…
    「私が断ったらどうなるんですか…」
    「無理にでも結婚してやるよ」
    にやっと笑って、私の唇にキスをした。
    「…っは…?」
    うそぉぉぉ…!!
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  • 19  贋作屋うろん  2021/03/29(月) 23:42:27  [通報
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    >>18
    んー、めっちゃ気になる!
    けど移った後の読みやすさも捨てがたくてのう…
    ま、判断はお任せいたしますじゃ
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  • 18  千代  2021/03/29(月) 23:41:04  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    >>17
    自慢ではないですけど、私が、ここで終わったら、気になりませんか?
    気にならないんだったらいいんですけど。
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  • 17  贋作屋うろん  2021/03/29(月) 23:22:45  [通報
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    >>16
    いいぞ もっとやれ(上から目線)
    仕事でやっとるわけじゃニャーんだから誰も気にせんよ

    というか、何遍も何遍も同じこと言って申し訳にゃいが
    ほんとにこれ創作板の方でやった方がいいんじゃないかえ?
    あっちのほうが見やすいし書きやすいぞい?
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  • 16  千代  2021/03/29(月) 23:17:27  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    >>15
    めちゃくちゃ長くなってしまった!
    短くするつもりが…!
    ごめんなさい!
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  • 15  千代  2021/03/29(月) 23:16:02  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    『彩寧は今から俺の恋人だ』
    そう言われた。悠斗様の車の中で。
    …どう…いう…こと…?
    「悠斗様…?何を言ってらっしゃって…?」
    「…ここで降ろせ、神崎」
    そう言われると、神崎さんは、歩道の近くに車を止める。悠斗様は、そのまま降りる。当然、世の中に知れ渡ってるほどの声優さんが一般人が通る場所に降りわたると、注目されるのは分かってること。しかも、普通の車じゃなく、高級車が止められているのだから、注目するのは変わりない。サングラスをかけてても意味がないですよ、
    悠斗様。少女漫画みたいに、変装しても気づかれるんですよ。
    と、心の中で、悠斗様に突っ込む。
    「おい?早く降りてこいよ」
    こんなに人だかりができてるのに!?ここから降りろと言っているのは、マイペースぎます!悠斗様!
    車の中で、首を横に振る。それを見た悠斗様は察してくれたのか、もう一つのサングラスを神崎から借りて、私に掛けた。
    「…ふぇ?」
    理解が…っ!追いつかない!どういう…
    「ちょっと来て、理容室行くよ」
    …っは!?ど…どういうことですか、悠斗様!!
    つれて行かれるがままについて行って、理容室につく。
    …ここ、結構高いとこだよ…
    金持ちと言ったが、こういうことには月1で使っている。
    私は妹と同じで、推しに貢ぐか、スマホや、パソコンとかに使うから、あまり、使っていない。…ここ私の行きつけだし…っ!
    「あの、私お金払いま…っ」
    「いい。俺のおごり。とにかく中に入って」
    少々強引に、理容室に入らせると、「神山で~す」と言って入った。
    「は~い…って、彩寧ちゃん!?」
    「え。彩寧のこと知ってんの?」
    毎回呼ばれる度に気になってたけど、何で呼び捨てなの!?
    「知ってるの…って、ここの常連よ、この子。月1でヘアアレンジしてくださいとか、髪切りに来るわよ。ね?彩寧ちゃん」
    ここの店の方の、宮原さんが言う。
    「え、マジかよ…」
    「ドンマイです、悠斗様」
    神崎さんは、悠斗様を慰める。
    「…まぁ、とりあえず座っといて、俺、ちょっと行ってくる」
    待合場のソファに座らされると、どこかに行ってしまった。
    ここに来るとき、ファンの方たちであろう人たちに視線が熱かった…っ!
    「彩寧ちゃん、座っていいよ」
    宮原さんが私に言う。
    「あ、はい」
    コクリとうなずくと、椅子に座る。
    「ごめんね~おそくなった」と悠斗様の声が聞こえて、後ろを振り返ると、そこには、カットばさみなどが、腰にある、明らかに美容師だろ、と思うぐらいの格好をして出てきた。
    ふぁ…っ!?何が…っ!どうなって…っ!
    「俺がヘアアレンジしてあげる」
    …なんでぇ…っ!!!?
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  • 14  雨沢  2021/03/29(月) 22:15:15  [通報
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    >>12
    中村さんかー!クロも五条せんせもめっちゃ人気なりましたもんねー
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  • 13  贋作屋うろん  2021/03/29(月) 19:38:15  [通報
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    >>12
    外れたー…そっちじゃったかー…
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  • 12  千代  2021/03/29(月) 19:37:12  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    正解はですね。
    おそ松さんは、カラ松役。
    ハイキューは、黒尾鉄朗役
    終わりのセラフは、一瀬グレン役。
    呪術廻戦は、五条悟役の、中村悠一さんです!
    ハイキューのクロの役が最初で、ほんと声が良いので、惚れましたね。

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  • 11  千代  2021/03/29(月) 19:30:44  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    「キャ~~~~~!」
    ライブの中は、黄色い歓声で響き渡る。
    あぁ~…!!悠斗様が…目の前にいるぅ…!!
    最前列で私は応援する。
    待って、めちゃくちゃかっこいい…っ!どうしよう…カッコ…
    そう考えていると、悠斗様と目が合って、固まっていると、悠斗様は、ウインクした。
    「…へ…?」
    私の周りにいた女子たちは、一気にわぁぁっ!と歓声を上げる。
    …あ、そっか。私にしたわけじゃないか。…こんなのが、悠斗様にウインクされるわけがないよ!
    ライブが終わって、悠斗様に女子が一気に群がる。
    …悠斗様、やっぱり人気だなぁ…あの輪に行きたい…けど、私が悠斗様のところに行くなんて恐縮すぎる。…少しだけ…少しだけなら、私は悠斗様に近づいていい…!
    ヘンなルールを作って、輪の外らへんに立つ。
    …サイン…もらいたいな…
    そう思って、少しだけ前に出ると、女の人たちが押してきて、そのまま前に転ぶ。
    怪我する覚悟をして、目をつむる。でも不思議と痛くなくて、恐る恐る目を開ける。なんと私は、悠斗様の胸に飛び込んでしまっていたのだ。
    「あ…」
    「ちょっとぉ!あなた、反則よ!早く離れてよ!汚らわしい!」
    う…分かってはいたけど、結構来るな…何でバランス崩したんだろ…
    「ごめんなさい…」
    スススッ…と離れようとするが、どういうことか、悠斗様は、離してくれなどしてくれなかった。
    「ちょっとぉ!離れなさいよ!いいかげ…」
    「君たちこそ離れてくれないかなぁ?」
    ニコッと笑う。だが、目が確実に、笑っていなかった。
    …あれ?悠斗…様?
    「ライブを開く度に、応援してくれるのは、嬉しいんだけどさ、俺の大事なファンの悪口を言うのは、ファンでも許さないよ?」
    ニコニコ笑うが、このトーンと全く違う顔に、恐怖で、ファンたちは血の気が引いていた。私だって、少し怖くて、震える。
    私のせいで、悠斗様のキャラが。。ファンが消えてしまう…っ!
    「ついでに、このことで、SNSとかに、この子さらしたら、承知しないから。…覚えておいてね?」
    それだけ言うと、私を連れて、車に乗ってしまった。
    …っは!?ど、どういうこと!?意味が…意味が分からな…
    「あの…悠斗…様…っ!何を…」
    次々に起こることに、頭が追い付かないよ…っ!
    「神崎、出していいぞ」
    「悠斗様、よろしいのでしょうか?」
    神崎と呼ばれるその人は、タキシード姿で、車を運転している。
    黒崎(彩寧の執事)とおんなじだな…
    「いいから、出せ」
    私はよくないんですよぉ!
    「彩寧は今から俺の恋人だ」
    …はぁぁぁぁ!?
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  • 10  雨沢  2021/03/29(月) 18:35:43  [通報
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    >>8
    アイドル好きな三番目演じられてましたか?(小声)
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  • 9  贋作屋うろん  2021/03/29(月) 18:33:10  [通報
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    >>8
    櫻井孝宏かえ?
    忍野メメとか薬売りとかやってた人
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  • 8  千代  2021/03/29(月) 18:27:18  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    >>7
    実話?じゃないですね?ヲタクってことが実話ですね。
    紛らわしいこと言ってすいません。
    でも、私の推しの声優さんが音ゲーの人ってことはそうですし、
    推しのアニメをほとんど全部見てるってのは確かです。
    ハイキューとか、呪術廻戦とか、終わりのセラフとかの誰かの声担当してるのが、私の推しです。当ててみてください。あ、あと、おそ松さんの誰かの声も担当してますね。

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  • 7  贋作屋うろん  2021/03/29(月) 18:21:42  [通報
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    >>6
    …半分は実話なのかえ?(^^;
    それもそれですげえ
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  • 6  千代  2021/03/29(月) 18:17:57  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    >>4
    実話だったらすごいですよ。
    私まだ小5なんで。願っても、推しに溺愛されることはまず無理ですね。
    まあ、半分実話(?)で、半分ウソって感じですけどね。
    私、ヲタクなんで。
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  • 5  贋作屋うろん  2021/03/28(日) 12:02:16  [通報
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    >>1
    すげえ分量じゃな…こいつぁ…めっちゃ続き楽しみ!
    あ、そんな千代さんに提案じゃが
    独り言板経由で創作板にいけるから
    小説書くならそっちでやった方が書きやすいぞい
    ご検討のほどよろしくなのじゃー
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  • 4  Spe  2021/03/28(日) 11:24:46  [通報
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    >>2 小説か!! 読んでて実話なのかなぁって読みながら思っちゃいましたw
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  • 3  千代  2021/03/28(日) 10:54:32  ID:MmI2NDg2MD  [通報
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    あの、間違いを見つけてしまいました。
    11行目の、誰のも隠しものところが、誰にも隠しもでした。
    あと、そのつぎのところに多田忠雄氏となっていますが、正しくは、
    ただただ推しです。ごめんなさい。
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  • 2  千代  2021/03/28(日) 10:42:30  ID:MmI2NDg2MD  [通報
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    こんにちは、これが初投稿の千代です!
    初投稿が小説かよ。と自分で突っ込んでしまいましたが、
    見てくれればうれしいかなと思います。
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