海と花束 BBS
私の推しが溺愛してくるんだが!?
24コメント 2021/08/09(月) 13:45
  • 1  千代  2021/03/28(日) 10:40:10  ID:MmI2NDg2MD  [通報
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    親友と言える親友はいなくて、ただ、クラスメイトの話すことに相槌を打つだけ、そんな毎日。勉強もあいまいで、運動は得意な方。典型的な女子高生だ。
    そんな私が毎日毎日していることがあった。それは推しを推すことだ。
    「ふ~…疲れた…ふふ…」
    少し不気味な笑みを浮かべると、スマホとiパットを開く。
    スマホには音ゲーを、iパットには、推しアイドルのライブを見る。
    推しアイドルと言っても、声優さんが歌ってる二次元なんだけど。
    「あ~!やっぱ神山悠斗様の声、神だわ!最高!」
    私はいわゆる隠れヲタクなんだけども、ゆういつ知っているのは、妹だけだ。
    妹もヲタクだけど、隠れヲタじゃなく、典型的なヲタク(?)なのだ。
    誰のも隠しもしないで、多田忠雄氏に貢ぐことが生きがいとしている。
    まぁ私も推しに貢ぐことが生きがいにしてるんだけどね。
    私は妹が大好きだ。まぁそれはヲタクだからということなんだけども、妹は、そういうことではなく、もう全部が私の全部が好きらしい。いわゆるシスコンだと思う。私の兄も私のことが、誰よりも好きなシスコンだ。だからなのか、私は男と話すのが苦手だ。特に、私と同い年は苦手だ。ゆういつ生きがいが、神山悠斗様という声優の担当しているアニメなどは全て見ている。
    神山悠斗様は、声優だから当たり前のことなのだが、声が物凄く良い。
    どんな声でもできるといういわゆるカメレオン声優なのだ。
    クール、おとぼけ、女の声だって自由自在。今一番人気の声優さんなのだ。
    もっとすごいのが、大人じゃなくて、私の三つ年上の大学生ということだ。
    あ、私の名前を言うのを忘れていたが、九条彩寧(くじょうあやね)だ。
    一言でいうが、私の家は、三大資産家ともいわれるほどのすごいお金持ち。
    だからそれなりのお金を私は持ってる。自慢に聞こえたら申し訳ないが。
    妹はその金を物凄く使っている。典型的な金銭感覚が狂っていると思う。
    将来いじめられるぞ妹よ。と心の中で、少しふざけてみる。
    私はそれなりにやりくりをしている。今の学校は、バイトもできるし、両親に毎月5000円をもらう。だから結局、10000円もらうことになる。
    私は少しくらい、やりくりしたい。なんか全国の貧しい人に申し訳なくなる。
    私はこんなに豊かな暮らしをしてはいいのだろうかと。
    「姉ちゃ~ん、いっしょに、ヴィライトのライブいかない?」
    ノックもしないで妹が部屋に入る。
    「え、ヴィライト?!」
    私は、ゲームもライブもどうでもいいように、妹の駆けつける。
    ヴィライトというのは、神山悠斗様がCVしている音ゲーのバンド名だ。
    今私がしていたのも、その音ゲーだった。
    神山悠斗様がボーカルをやっていて、もちろんそれで私は音ゲーというものをした。それでめちゃくちゃ音ゲーにはまり、数々の音ゲーが私のスマホに入っている。
    「なんであんたがヴィライトの、ライブチケット持ってんのよ」
    「え、だって私の推しがヴィライトのいるでしょ?それで、そのヴィライトのライブがあるって知って、チケットを即買ったってわけ。どう?姉ちゃん一緒に行かない?姉ちゃんも行くかなと思って、二枚買ったんだよん」
    誇らしげに私にチケットを見せる妹。
    「もちろん行くわよ。悠斗様が、生で見れるんでしょ、こんないい機会めったにないわよ。でかした、妹よ!」
    嬉しくて、妹に抱き着く。
    これだけでも喜びで舞い上がってるのに、天国に意識が行くような、そんなことが待ってるなんて、喜びの舞を踊っている私は、知る由もなかった。
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  • 5  贋作屋うろん  2021/03/28(日) 12:02:16  [通報
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    >>1
    すげえ分量じゃな…こいつぁ…めっちゃ続き楽しみ!
    あ、そんな千代さんに提案じゃが
    独り言板経由で創作板にいけるから
    小説書くならそっちでやった方が書きやすいぞい
    ご検討のほどよろしくなのじゃー
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