海と花束 BBS
私の推しが溺愛してくるんだが!?
24コメント 2021/08/09(月) 13:45
  • 15  千代  2021/03/29(月) 23:16:02  ID:ZTM3ZDk2Mj  [通報
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    『彩寧は今から俺の恋人だ』
    そう言われた。悠斗様の車の中で。
    …どう…いう…こと…?
    「悠斗様…?何を言ってらっしゃって…?」
    「…ここで降ろせ、神崎」
    そう言われると、神崎さんは、歩道の近くに車を止める。悠斗様は、そのまま降りる。当然、世の中に知れ渡ってるほどの声優さんが一般人が通る場所に降りわたると、注目されるのは分かってること。しかも、普通の車じゃなく、高級車が止められているのだから、注目するのは変わりない。サングラスをかけてても意味がないですよ、
    悠斗様。少女漫画みたいに、変装しても気づかれるんですよ。
    と、心の中で、悠斗様に突っ込む。
    「おい?早く降りてこいよ」
    こんなに人だかりができてるのに!?ここから降りろと言っているのは、マイペースぎます!悠斗様!
    車の中で、首を横に振る。それを見た悠斗様は察してくれたのか、もう一つのサングラスを神崎から借りて、私に掛けた。
    「…ふぇ?」
    理解が…っ!追いつかない!どういう…
    「ちょっと来て、理容室行くよ」
    …っは!?ど…どういうことですか、悠斗様!!
    つれて行かれるがままについて行って、理容室につく。
    …ここ、結構高いとこだよ…
    金持ちと言ったが、こういうことには月1で使っている。
    私は妹と同じで、推しに貢ぐか、スマホや、パソコンとかに使うから、あまり、使っていない。…ここ私の行きつけだし…っ!
    「あの、私お金払いま…っ」
    「いい。俺のおごり。とにかく中に入って」
    少々強引に、理容室に入らせると、「神山で~す」と言って入った。
    「は~い…って、彩寧ちゃん!?」
    「え。彩寧のこと知ってんの?」
    毎回呼ばれる度に気になってたけど、何で呼び捨てなの!?
    「知ってるの…って、ここの常連よ、この子。月1でヘアアレンジしてくださいとか、髪切りに来るわよ。ね?彩寧ちゃん」
    ここの店の方の、宮原さんが言う。
    「え、マジかよ…」
    「ドンマイです、悠斗様」
    神崎さんは、悠斗様を慰める。
    「…まぁ、とりあえず座っといて、俺、ちょっと行ってくる」
    待合場のソファに座らされると、どこかに行ってしまった。
    ここに来るとき、ファンの方たちであろう人たちに視線が熱かった…っ!
    「彩寧ちゃん、座っていいよ」
    宮原さんが私に言う。
    「あ、はい」
    コクリとうなずくと、椅子に座る。
    「ごめんね~おそくなった」と悠斗様の声が聞こえて、後ろを振り返ると、そこには、カットばさみなどが、腰にある、明らかに美容師だろ、と思うぐらいの格好をして出てきた。
    ふぁ…っ!?何が…っ!どうなって…っ!
    「俺がヘアアレンジしてあげる」
    …なんでぇ…っ!!!?
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