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どうもこんにちは!!
キャスフィから移住しました。吹雪姫です。
小説書き始めたのは小3なので、だいぶ自信ありですが。。
本気でしっかり書き始めたのは中学生になってからです。
この小説は、中1から現在進行形で書いている、ミステリー小説です。
だいぶほっこりするところもあるので、気軽に楽しんでください。
*諸注意*
1:私は演劇部所属ゆえに、台本のような書き方をしています。
2:更新頻度は遅いです。
では、皆さんの感想をお待ちしています1
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注意書き
1;不定期更新です(早ければ暇、遅ければ忙しいと思ってください)
2:登場人物が結構多いです(こいつ誰やと思ったら、登場人物紹介スレをご覧ください)
3:キャスフィ時代に描いてたものが全消去(荒らしによって)されたので、キャスフィ地代のものとはだいぶ違います。(アドリブシーンも多かったので)キャスフィの頃から見てくれている方は違和感を感じるかもしれません。ご了承ください。
4:サイドストーリーや、アンケートなどは感想版で掲載します。ご希望がありましたら、感想スレまで。。
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>>3
楽しみ!!^ - ^
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《登場人物紹介》
杏 (美川杏) 14歳(中3) 性格:人気者 元気で天然
桃香 (須野桃香) 15歳(中3) 性格:優しい 大人しい 気配り上手
凪沙 (天村凪沙) 14歳(中3) 性格:面白い 計画性がある
由依 (雪風由依) 15歳(中3) 性格:優しい オシャレ 毒舌
桜奈 (花山桜奈) 14歳(中3) 性格:女子力高い モテる(自覚無し)
神奈子(姫華神奈子)15歳(中3) 性格:頭が良い 気が強い 怒ると怖い
舞 (姫華舞) 13歳(中1) 性格:無邪気 姉好き 天然 神奈子妹
広樹 (姫華広樹) 11歳(小5) 性格:元気 ビビり 神奈子弟
↑上の八人がメインキャラです。時系列ずらして今の私の年代に合わせました。設定としては小学校から高校まで一緒になってる学校の同級生仲良しグループと、その妹弟です。
次に、サブキャラ(おい)を紹介します。
杏父 (美川秦) 41歳 職業:会社員 性格:真面目+娘想い
杏母 (美川洋子) 39歳 職業:ネイリスト 性格:優しい 料理上手)
桃香母 (須野花見) 36歳 職業:有名ファッションデザイナー 性格:優しい
凪沙祖母(天村まつ)75歳 職業:神社の神主&巫女さん 性格:優しい
由依兄 (雪風龍哉) 18歳(高3) 性格:頭が悪い ゲーム好き ナルシスト
桜奈姉 (花山桜奈) 17歳(高2) 性格:秀才 女子力はほぼ0
社会教師(政村康史)40歳 杏達の先生 性格:嫌われ者(女子から) 厳しい
ナビゲーター 年齢不詳 性格:クールかつミステリアス
オカリナの精霊 年齢・性別不詳 性格:狂人かつサイコパス 人を見下す
晴翔(天村晴翔)14歳(中3)凪沙の従兄弟 性格:無愛想 腹黒(優しい)
以上が登場人物です。新キャラ晴翔を加えてのスタートになります。
何か質問とかあれば準備スレに・・・
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第0話 〜プロローグ〜
カシャカシャカシャ・・・(カメラのフラッシュの音)
記者A「それでは晴翔さん。今回の事件について、目撃者の貴方にご説明ねがえますか?聞いたところ、貴方は失踪した男女の一人、凪沙さんの従兄弟だとか。」
晴翔「俺は・・俺は。ただ・・凪沙の奴が来るから、迎えに行こうとしたんだ。駅に着いたら・・凪沙の友達と、友達の妹弟がいて・・」
記者B「それからどうなったというんですか!」
晴翔「そしたら、俺の目の前で雷鳴が轟いたんです。晴れだったのに。俺はビビって、目を瞑っちゃって。。。目を開けたら、そこに凪沙達はいませんでした。ただ、変な笑い声がして、俺の耳元でこういったんです。”お前達家族と、その仲間は私の糧になってもらう。ひとまずこいつらは貰うぞwそのあとはお前、次は婆さんだ。せいぜい地の果てまで逃げるんだなw”って。そんなこと言われたら、俺__怖くて。翌日はお祭りだってのに・・」
記者C「ではあなたは今回の8人が失踪した事件とは無関係だと?」
晴翔「俺と婆ちゃんは何も知りません。ただ、凪沙達が来るから迎えにいっただけです。」
記者A「ですが、あなたのお家は代々”オカリナの精霊”にオカリナを祀る、神職の家系ですよね?」
晴翔「そうですけど。それが凪沙達がいなくなったのと何の関係があるっていうんですか?」
記者B「昨今、大人の急死が騒がれていますね?それは”オカリナの呪い”と言われ、忌み嫌われています。」
晴翔「だからそれが何だって・・・!」
記者C「あれ、知らないんですか?最近は大人だけではなく、子供。いわゆる中高生も呪われる対象だということを。そして、オカリナの精霊はあなたがた神伝村の住職や神職に、ひどく恨みがあること。そして、オカリナの精霊の生い立ちを。。」
晴翔「そんなこと、婆ちゃんからはあまり聞いてません。多分、俺が未熟だからです・・でも、そうだからって凪沙は!あいつは、神職とか、巫女の仕事なんかやったことない!」
記者B「そのような意味ではありません。”血筋”の問題です。現に、凪沙さんはご両親を亡くされている。」
記者A「凪沙のとこのおじさんとおばさんが死んじゃったことが何だっていうんですか!」
記者C「簡単に言えば、凪沙さんのご両親は呪われた。凪沙さんは、神伝村の新色の本家の一族ですね?今度は凪沙さんの番。そういうことでしょう。」
晴翔「じゃあ。。凪沙は・・凪沙達は!」
記者A「残念ですが。。オカリナの精霊に連れ去られたかと」
晴翔「嘘だ。。。。。嘘だああああああ!」
バタッ________(気絶)
記者C「え。ちょっ!晴翔さん?晴翔さん!!!」
晴翔「___凪沙・・守れなかった。。____」
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第一話 〜あの日から〜
ナビ「時は2060年。現在(2021年)よりももっと少子高齢化。いや、少子化が進んでいるといったほうが正しいな。そんな現状を引き起こした原因として、大人の早期急死が挙げられる。これを人々は”オカリナの呪い”と名付け、呪いの要因と言われている一人の女性を「オカリナ」として祀り、毎年8月に神に捧げ、祈祷をし、祭りを行った。その儀式は過酷なもので、例年死者が耐えないという。そんな危険な仕事を引き受けているのが・・そう。凪沙の一族。神伝村の神職一家である。なぜこんな危険な仕事を凪沙達一家がやることになったのか。それはまた別で。そして人々は、人口増加への急速な取り組みに尽力するのであった。ここからの話は、”平和”なはずだった9人の少年少女達の日常を描いた物語である。」
第一話 第1章 *楽しい夏休み*
杏「ねぇみんな!明後日から夏休みじゃん!!何する?うちらは受験ないし、思いっきり遊べるよ!」
桃香「杏ちゃんは本当に遊びが好きだねぇ。。でも遊ぶのは賛成!」
杏「そりゃそうじゃん!部活も好きだし、YouTubeで推しを拝むのも大好きだけど、みんなと買い物したりしてるのが一番楽しいもん!」
凪沙「杏。それほぼ遊びだしwもっと・・こう。『勉強より遊び!』っていう感じで言われるのかと思っちゃったよ?」
由依「でも。杏らしくていいんじゃない?」
杏「そう!私らしいからいいの!」
神奈子「100%論破されてた。由依が助けなかったら今ごろアタフタしてたでしょ?杏。お見通しだよ?」
杏「おっしゃる通りです。。」
桜奈「www神奈子と杏、お笑い芸人になりなよw絶対売れる!」
杏・神奈子「「それはやだ!」」
凪沙「わぁお。息ぴったりだ・・・」
杏「あ〜もう!話戻すよ!それで、夏休みどうする?ねぇねぇ!」
由依「安定のお泊まりとか?」
桜奈「プール!」
凪沙「肝試し!!!!」
神奈子「怖いの苦手な人(杏・桃香)もいるから却下。せめて意味怖にしよう。」
桃香「神奈子ちゃん・・あんまりフォローできてないよ?みんなで浴衣着て、夏祭りとかどう?」
杏「そうだよ!意味怖でも怖いものは怖い!そもそも神奈子の場合、修旅の時意味怖しようって言ってガチで怖い話したじゃん!前科ある!前科!」
神奈子「wだって杏の怖がり方面白かったんだもんw枕被って部屋の隅っこで震えてんの。怖い話の後に罰ゲーム付きのトランプしてて、由依が呼んでもこないと思ったらそこで寝落ちしててさwみんなで笑ったわ。。」
由依「あ〜。。面白かったね!あの時・・」
杏「ム〜・・・」
桜奈「あ〜あ。杏がお饅頭になっちゃったよ?」
凪沙「本当だ〜。あ。そうだ!夏休み。うちのおばあちゃんの家に泊まりにおいでよ!お祭りあるよ!」
杏「まじ!いいの?」
神奈子「回復速度どうしたの?」
桜奈「杏・・勉強は嫌いだけど遊びにだけは熱心だからね〜。」
由依「お子様だね〜。」
神奈子「うちらもゆうて子供だけどねw」
杏「そうだねwじゃあ決定!凪沙のおばあちゃんの家に泊まりに行こう!」
全員「わーい!!!!」
桜奈「まずは明日の終業式を乗り越えないとね!」
全員「・・・」
桜奈「あれ?私___変なこと言った?」
神奈子「あの教師を思い出して時が止まったねw」
桜奈「確かに」
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第2話 〜最後の学校〜
次の日
神奈子「大掃除も終わったし、後は先生の無駄に長い話聞いたら夏休みだね!」
杏「異論なしwそれにしても暑い___」
凪沙「そりゃあ夏だもん。暑い夏だからこそ、アイスが食べれるんだよ?」
杏「そっか〜。じゃあ、夏最高!!!」
桜奈「杏。うるさい」
杏「すいません」
由依「w素直だねぇ」
教師「お前ら席つけ〜。HR始めっぞ〜」
桃香「先生来たね〜席つこ〜」
神奈子「凪沙と杏。寝ちゃダメだよ?二人とも席一番前なんだから。」
凪沙&杏「大丈夫。寝る自信しかない?」
神奈子&由依「ダメじゃんw」
桜奈「あの先生・・寝てる人見つけると話長くなるよ?」
杏「そうだけどさ〜。あやつ同じ話しかしないじゃんw」
神奈子「否定はしないけども。でもさ、寝ないことには被害が最小限でしょ?」
凪沙「確かに。寝ないようにがんばる!」
教師「はい。皆さんが席について静かになるまでに30秒かかりました。もっとがんばりましょうw」
クラス全員【優秀だろw】
教師「じゃあHR始めるぞ〜。夏休みは宿題をちゃんとやって、さっき配ったプリントの注意事項をちゃんと読めよ!」
1時間後
杏「zzz•••」
神奈子「ずっと話してるよこのおじさん・・・眠い。。」
教師「で。次に。部活の大会の時には〜・・」
1時間後
杏&凪沙「ZZZ・・・」
由依「よくネタ尽きないな・・・」
教師「夏休みの宿題を確認するから聞けよ〜あとで”先生わかりません!”って言われても知らんぞ!」
30分後
杏&凪沙&由依「ZZZZZZZZZZZZ・・」
キーンコーンカーンコーン・・・
教師「お。もうこんな時間か。ではみんな。まだまだ俺は話し足りないところだが。しょうがねぇな。いい夏休みになるといいな。」
クラス全員【HR時間2時間15分オーバーで一人でずっと話してるって頭狂ってんのか?】
桜奈「やっっっっっっっっと終わったよw」
桃香「溜めたねぇ。。でも長かったねw」
神奈子「私途中から外の風景眺めてたw」
桜奈「爆睡してるあの3人を起こしに行きますか?」
神奈子「放置ってわけにいかないでしょ。よく怒られなかったね〜・」
桃香「きっと自分の話に酔ってたんだよあの先生・・」
神奈子「桃香ってたま〜に毒舌だよねw」
桃香「そう?」
桜奈「ほら!杏!凪沙!由依!起きな〜。先生どっかいったしHR終わったよ!」
杏「ん〜・・・寝てないよ〜。。。」
神奈子「超絶分かりやすく寝てた。最前列で。」
杏「それ多分私じゃないよ・・」
桜奈「寝ぼけてるねぇw杏だよ。あれw」
杏「まじ?」
桃香「まじだよ杏ちゃん。すっごい気持ちよさそうに寝てたw」
凪沙「う〜ん・・・・おはよ・・・」
桜奈「おはよ!」
凪沙「爆睡してたw」
神奈子「言われなくてもわかる。」
凪沙「そっか。。。眠いもんはしょうがない!」
桃香「相変わらずほんわかポジティブだね〜。」
由依「あはは〜・・先生の話が長い上につまんないから寝てたw」
神奈子「それに先生が言ってたことHPに全部載ってるっていうねw」
桜奈「それな」
凪沙「うちのばあちゃんに今日帰ったら電話するから、結果は明日どうせ神奈子の家に集まるんでしょ?その時に教える!」
全員「了解!」
全員帰宅後
凪沙「おばあちゃん出るかな?ダメ元で電話しよ。。。」
ピポパポ・・テゥルルルル・・・テゥルルルル・・・ガチャ
晴翔「何?」
凪沙「なんであんたが出てくんのよ・・」
晴翔「ばあちゃん祭りの準備で今いねぇよ」
凪沙「まじか・・」
晴翔「まじだよ。誰か電話かけてきてもいいように俺がばあちゃんのスマホ預かってたんだ」
凪沙「あっそ。じゃあしゃあない。晴翔でいいやw」
晴翔「あ?俺でもいいだろ一応神伝村の神職一家に生まれちまってんだから。」
凪沙「それは私もだ」
晴翔「それにしてもさ。凪沙おまえ。。ほんとに次代の巫女やる気あんのかよ。俺にはやりたいように見えないんだけど」
凪沙「私がやんなくて逆にだれ?ほんとはお父さんとお母さんが次の神主さんと巫女さんだったけど死んじゃったんだもん。私と晴翔で継いでいくしかないでしょ?だから、高校卒業すると同時にそっちに行くよ。年一で巫女修行してるでしょ?一緒に。」
晴翔「まぁそうなんだけどな。んで。用件は結局なんだよ」
凪沙「ああ。オカリナ祭りって来週でしょ?それに、友達5人とそのきょうだい。私含めて8人でそっちに遊びに行こうかと。」
晴翔「そういうことな。俺は別に構わないけど」
凪沙「晴翔がいいならばあちゃんもおっけーだ!よし。じゃあね晴翔。ばあちゃんによろしく!」
晴翔「うるせーな。わかってるっつーの。。」
ブチッ。。ツーッツーッツー・・・
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第3話 〜それぞれの旅立ちpart1〜
杏「たっだいま〜!!」
杏母「おかえり杏。元気ねぇw」
杏「元気だお!今日の夜ご飯なに???」
杏母「杏の大好きな春巻きとサラダよ。」
杏「やったああああああああ!」
杏父「ただいま。外暑いなぁ。。。」
杏「おかえりお父さん!今日のご飯ねぇ。。春巻きだって!」
杏父「杏好きだもんなぁ。よかったな。」
杏「うん!!!!!!」
杏母「ほら杏。制服着替えておいで。宿題あるでしょ?」
杏「明日から夏休みだもん!!!」
杏母「そっか?じゃあ制服でご飯食べるの?」
杏「食べませぬ!」
杏母「じゃあ着替えておいで?」
杏「あいあいさー!」
杏父「ww14歳とは思えないほど元気だな。」
杏母「ほんとよねぇ。。」
杏父「そういえば、今年の夏はどこか行くのか?」
杏母「行きたいところだけど。。私も仕事があるものねぇ。。」
杏父「どこかに杏を連れて行ってやりたいがな・・」
杏母「中学生最後の夏だし、アンは受験がないですからね。。」
ガラガラ・・ドゴン!ゴロゴロゴロ・・・ドッカアン!!!
杏父「なんの音だ?」
杏「ハラホレ・・ヒレハレ・・(@_@)」
杏母「どうしたの?杏w」
杏「あのねぇ・・部屋から出てきたときにね〜、階段踏み外して落ちら〜。えへへ・・・(@_@)」
杏母「怪我は?」
杏「なんかわかんないけどないよ〜(@_@)」
杏父「なんでないんだよ・・あの階段10段くらいあるぞ?」
杏母「この子運はすごくいいからね。」
杏「運だけじゃなくて頭もいいよ〜(@_@)」
杏母「あらそう。じゃあこの前のテストは何かしら?国語と社会。追試受けてたわよね?」
杏「多分偶然だお〜(@_@)」
5分後・・・
杏「目が回ってたの戻った!!!」
杏母「よかったわね。じゃあ、ご飯にするわよ?お皿並べて?杏。」
杏「りょ!」
10分後
美川家「いただきます!」
杏父「夏休みどこか行きたい場所とかあるか?杏。」
杏「う〜んとね・・・特にはないかな_あ。でもね!凪沙が、いつものクラスのメンバーで凪沙のおばあちゃんの家に泊まりに行こ!って言ってたよ?」
杏母「あらまぁ。凪沙ちゃんの家の方は良いって?」
杏「今ね。凪沙がおばあちゃんに確認してて、明日どうせ神奈子の家で勉強するからそのときに行けるかわかる〜」
杏母「そうなの。良いんじゃない?たまには田舎の空気を吸うことも大事だわ。」
杏父「俺も賛成だ。どうせ俺らは仕事で連れてけない可能性もあるんだ・」
杏母「みんなと楽しんでらっしゃい?」
杏「うん!お泊まりの準備しとく!!!!」
杏母「そうね。春巻きもうちょっと食べる?杏。」
杏「食べる!」
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第4話〜それぞれの旅立ちPARTⅡ〜
桃香母「おかえり桃香。今日は早かったの?」
桃香「ただいまお母さん。お母さんこそ早いね〜。」
桃香母「今日は特に忙しくなかったから早めに帰ってきたのよ。」
桃香「ファッションショーの準備しなくていいの?」
桃香母「大丈夫よ。もうほとんど洋服はできてるの。あとはモデルさんに合わせて調整するだけよ!」
桃香「おぉ〜。」
桃香母「もうすぐご飯にするから、制服着替えておいで?」
桃香「はーい」
5分後
桃香母「ご飯できたわよ〜」
桃香「わかった〜」
桃香母「今日の学校はどうだった?」
桃香「う〜んとね。終業式でも相変わらず担任の先生がうざかった。」
桃香母「あらまぁ。具体的には?」
桃香「えっとね。HRって大体15分くらいで終わるところを、2時間半もおしゃべりしててね。しかもその内容、学校からもらったプリントの内容そのまんまっていう。。。」
桃香母「やばい先生ね(呆れ)」
桃香「神奈子ちゃんでさえ寝かけてたもん。杏ちゃんと凪沙ちゃんなんて一番前の席なのに爆睡してて、クラスの男子は半分くらい召されてた。」
桃香母「それって大丈夫なの?」
桃香「知らな〜いw」
桃香母「そういえば桃香。あなた明日神奈子ちゃんの家で勉強会するんでしょ?」
桃香「そうだよ。あ、そういえばね。凪沙ちゃんのおばあちゃんの家に、いつメンで遊びに行こうかって話になってるんだけど、行ってもいい?」
桃香母「夏休みだもんね。いいんじゃないの?私は夏のファッションショーの準備もあるし、桃香と出掛けられる時間を作れないかもだし。」
桃香「やった!」
桃香母「連れて行ってもらうんだからね。みんなの分のお洋服作っちゃおうかな?」
桃香「いいと思う!!」
桃香母「それじゃあ後で、みんなの好きそうな服のイメージを教えてちょうだい。」
桃香「オッケー!」
桃香母「素敵な夏休みになるといいわね。」
桃香「うん。ありがとう!お母さん!」
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第5話〜それぞれの旅立ちPARTⅢ〜
神奈子「そろそろうちのうるさいやつらが帰ってくるから、もう一回おばあちゃんに電話したら?凪沙。」
凪沙「うん。そうする。でもまた晴翔が出たらどうしよ〜w」
神奈子「その晴翔くん?凪沙の従兄弟?兄弟?」
凪沙「私は一人っ子だから、従兄弟だよ。うちのお父さんのお姉ちゃんの子供。本当は晴翔には2歳下の妹の葉月と5歳下の弟の春馬がいたんだけど、晴翔と私が小2くらいのときかな?その日、晴翔と私はおばあちゃんの家に遊びに行っててね。晴翔の両親と妹弟は後から来ることになってたの。私の両親はもう死んじゃってたの。ちょうどその時からちょうどその時からかな。神奈子の家で暮らすようになったの。」
神奈子「そうだったね。私が小一の時に私の両親が原因不明の病気で死んじゃって。。ちょうどその年に凪沙の両親もいなくなっちゃって一緒に暮らすようになったね〜。もう8年くらいいっしょにいるよね。広樹なんか多分凪沙のことマジのお姉ちゃんだと思ってんじゃない?w」
凪沙「確かに。考えてみれば広樹くんが2歳か3歳くらいの時から家にいるもんね。私wでね。晴翔と私が村の子供達と遊んで、帰ってきたらおばあちゃんが真っ青な顔してテレビ見ててね。」
神奈子「うん。それで?」
凪沙「晴翔がおばあちゃんに、『ばあちゃん、どうしたの?』って聞いたらさ。おばあちゃん、泣きながらなんて言ったと思う?」
神奈子「なんて言ったの?」
凪沙「『晴翔。あんたの家族が交通事故に巻き込まれた。今すぐ帰りなさい。凪沙、あんたも。』って。」
神奈子「えぇ・・・。」
凪沙「いきなり言われても困るよね。だってさ、前の日まで晴翔の家でいっしょにゲームしたりしてたんだよ?晴翔は魂抜けたみたいになってて、私もよく覚えてない。おじいちゃんと一緒に急いで帰ったら・・・・私たちが来る1時間前に死んじゃったんだって親戚のおばさんに言われた。ほんとびっくりだよね。あはは。。。(泣き出す)」
神奈子「凪沙。わかったよ。もういいから。ほら、涙拭きな?」
凪沙「うん。。」
神奈子「凪沙のおばあちゃんには晴翔くんが伝えてると思うよ?もうすぐ舞と広樹帰ってくるし、ご飯作っちゃお!ね?凪沙のおばあちゃんの家に行ったら、花火とかやろ?ほら。恋話とか!」
凪沙「うん!」
神奈子「やっと笑った!よっし!今日は凪沙の大好きな唐揚げにしてあげる!」
凪沙「やった〜!」
神奈子「その代わり、ちゃんと手伝うこと。夏休みは全力で楽しむこと!」
凪沙「了解!」
凪沙&神奈子「www」
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第6話〜それぞれの旅立ちPARTⅣ〜
由依「兄ちゃんただいま〜。早かったね。」
龍哉「おう。お前が遅いだけだと思うぞ?」
由依「確かに。兄ちゃん今日終業式だったんでしょ?」
龍哉「そうだぞ。」
由依「にいちゃん補習無かったの?」
龍哉「ホシュウ?なんで俺がそんなのやらねぇといけねえんだよ。」
由依「嫌だってさ。このプリント見てみな?」
龍哉「俺今ゲーム中だから無理。」
由依「なんのゲームやってんの?」
龍哉「ゼルダ。」
由依「あ〜。なんか新作出たんだってね。」
龍哉「おう。楽しいぞ結構。」
由依「ってか兄ちゃん高3だってわかってる?夏休みが勝負だって言われんかったの?」
龍哉「言われたかもしれんけど俺寝てたw」
由依「わお。私といっしょだw(不本意なことに)」
龍哉「真面目なお前が寝るとは珍しい。」
由依「いっつも話してるやばい先生がHRの時間をご丁寧に2時間ちょっと延長してくださったおかげで気持ちよく眠れたわw」
龍哉「そりゃよかったな。その先生大丈夫か?」
由依「知らんわ」
龍哉「w」
由依「てか兄ちゃんさ、今日補習あったのかは知らんけど、相当テストやばかったんでしょ?」
龍哉「おう!全教科追試だったぜ!(ドヤァ)」
由依「いやいやドヤるなw」
龍哉「俺にしては珍しかったんだぜ。国語以外は赤点じゃ無かった!」
由依「ワースゴーイ。ダカラニイチャンニホンゴニガテナンダネ」
龍哉「それとこれとは多分だけど別。」
由依「あっそ。でさ、兄ちゃん晩御飯何がいい?」
龍哉「人間様に食える飯ならなんでもいい」
由依「は?」
龍哉「カレーをお願いします」
由依「おけ〜」
龍哉「由依〜。夏休みってどこか出かけたいとこあるか?」
由依「あったとしても兄ちゃんと二人でなんて行かないよ?」
龍哉「なんでだよ。家族旅行するだろふつー!」
由依「嫌だし。兄ちゃんと旅行とか考えただけでも吐きそう」
龍哉「お前だんだん毒舌度がupしてないか?」
由依「気のせい。後にいちゃん。ゲーム画面にご注目。」
龍哉「え?ああああああ!ヤベェ・・・。クソ雑魚キャラにやられた。。」
由依「どんまい」
龍哉「あ〜あ。やり直しだ。。」
由依「がんばえ〜」
龍哉「はあああ・・」
由依「マジで落ち込んでやがるよこのゲームオタク。。」
龍哉「うっさいわい」
由依「そうだにいちゃん。私さ、明日からみんなと一緒に凪沙のばあちゃんの家に遊びに行こうかって話になってるから。」
龍哉「へー。よかったな。」
由依「でしょ?後カレーできたよ。」
龍哉「おう。俺には遠い世界だ。カレー食うか。」
由依「隠キャゲームオタのナルシでバカだもんね。兄ちゃん。そりゃあキラキラしてるJKのお姉様方とは遠い世界だろうねぇ。」
龍哉「ウグゥ。。。」
由依「言葉の矢でボロッボロになってる上にカレーが辛くてビビってるとこ悪いけどさ、さっきも言った通り私しばらく家にいないから。今日のうちにオカズ一ヶ月分くらい作り置きしとくから。コンビニ弁当でも添えて食べてね。」
龍哉「それにしても辛え・・(言葉の矢〜悪いけどまでしか聞こえてない)」
由依「前にカレー作った時さ。兄ちゃん甘すぎるって言ってたからスパイス足した。」
龍哉「だからってこれは極端すぎだろ・・」
由依「知らんよ。好きに調節して。そこに蜂蜜置いてあるから。」
龍哉「わかった。。」
由依「ってことで、一ヶ月一人暮らし頑張ってね〜。ごちそうさま。じゃあ私宿題するから。兄ちゃん食器洗いよろしく〜。」
龍哉「ういうい。。」
由依「にいちゃんもさっさと寝なよ。」
龍哉「わかってるって。。」
バタン(扉が閉まる音)
龍哉「え?今あいつ、”一ヶ月一人暮らし頑張って”って言った?」
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第7話〜それぞれの旅立ちPARTⅤ〜
*前座&お断り*
ナビ「主からお断りだ。主曰く、登場人物紹介の際に桜奈の姉の名前を間違えているそうだ。正しくは千琴(ちこと)らしいぞ。桜奈にはいつもチー姉と呼ばれているらしい。あと、このお話の投稿後、感想スレにてアンケートを実施するらしい。抜けてるところが多い主だが、よろしく頼む。」
*本編*
桜奈「あの狂人教師のせいでもう6時じゃん。うわー最悪。チー姉になんて言おう・・・?」
ガチャッ・・。
桜奈「ただいま〜(あれ?誰もいない?)」
ガタッ(桜奈の正面のドアが開く)
千琴「あ。桜奈。遅かったじゃん。おかえり〜」
桜奈「うわっ!チー姉!!いきなり出てこないでよ!」
千琴「何言ってんのよ。ここは自分の家だからどこから来ようと私の勝手でしょ?あんたこそ何よ、人の顔見て『うわっ!』じゃないわよ失礼ね。」
桜奈「いや。朝LINEした時間より3時間遅れてるから怒ってるだろうなと思っただけ。チー姉こそまだ制服じゃん。」
千琴「待ち合わせとかで3時間も遅れられたら殴るけど私が動く必要ないんなら怒んないわよ。私は学校終わって塾で自習してたからね。桜奈の帰って来る30分くらい前に帰ってきたの。ほぼ同タイミングよ。」
桜奈「(待ち合わせじゃなくてよかった。。)終業式の日でも塾に行くとは相変わらずチー姉はストイックだね。由依がチー姉を羨ましがるわけだ。」
千琴「由依ちゃんってあんたの仲良い子よね。あ、雪風先輩の妹さんか。」
桜奈「そうそう。ってかチー姉なんで由依のお兄ちゃんの事知ってんの?」
千琴「知ってるも何も。雪風先輩、高校では有名だよ〜。全然勉強できないけど、ゲームの腕だけは確かで、雪風先輩のおかげでうちの学校にEスポーツ部できたも同然なんだよ?あんたまさか知らないの?」
桜奈「由依のお兄ちゃんがゲーム超上手いのは知ってるけど。。まじで?由依のお兄ちゃんのおかげでEスポーツ部できたん?うちのクラスのゲーム廃人の男子どもの巣窟だよ?」
千琴「まじで上手いらしい。私の友達もEスポーツ部入ってるけど、部長にはかなわないって言って熱入れて練習してるよ〜w相当プレイしてるゲームのジャンルの幅広いらしい。プロセカみたいな音ゲーとか、アクション系とかマイクラとか、RPGまでなんでもやってて。それぞれ神的な腕前らしいよ?だからゲーム廃人の人にとっては師匠みたいなもんでしょwちなみに、雪風先輩が中1の時に立ち上げた部活なんだって。生徒が立ち上げた部活で実績あるのはEスポーツ部だけらしいよ?」
桜奈「まじか・・・由依はお兄ちゃんが部活立ち上げたのを知ってるし、実績あるのも知ってるらしいけど、高3だから勉強に勤しんで欲しいらしいわ。だからチー姉が羨ましいんだってw」
千琴「私が羨ましいんだwへ〜え。そうだ、あんたさっきLINEで夏休みから凪沙ちゃんのおばあちゃんの家に泊まるって言ってたでしょ。いってらっしゃい。」
桜奈「でもチー姉のご飯は?」
千琴「自炊」」
桜奈「変なもの作りそうで怖いw」
千琴「とっと寝ろうるさいなw」
桜奈「はいはい。」
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第7話(後半)〜それぞれの旅立ちPARTⅥ〜
*お断り*
前回が死ぬほど中途半端に終わったんで続きを作ります
桜奈「ってかチー姉。まだ6時半だよ?寝るわけないじゃん。チー姉夜ご飯食べない気?」
千琴「それもそうね。私自分でご飯作れるからあんたが寝ても別に支障はないよ?」
桜奈「流石にまだ眠くないからwイヤイヤ。チー姉は前科ありすぎよ。いつか作ったホットケーキ、あれもう産業廃棄物やったやんwあれ食べたら全員死ぬわ!チー姉の料理は某国民的アニメのガキ大将が作る料理レベルで破壊力あるからまじで台所には立つな!頼むから!!!
千琴「さっきも似たような会話したような気がするけど?あいつのシチューと同じにするな失礼だなw」
桜奈「一ヶ月間チー姉が自炊する分には構わないけど。私食べないし。それで帰ってきた時にチー姉が倒れてても死んでても私は何も知らないよ?それでもいい?とりあえず今日は何食べたいか言って。」
千琴「桜奈。あんた毒舌度上がってない?w人の料理を何だと思ってんのよあんたは。。あの時のホットケーキはまだマシでしょ!ちょっと焦げただけだもん!」
桜奈「チー姉の料理=産業廃棄物&害獣駆除用毒物。これ大事。そのホットケーキのせいで私は三日ほど寝込んだんですけどその点についてはどのようにお考えでしょうかお姉様??」
千琴「失礼にもほどがあるわよ桜奈!その件はもういいでしょ!あんたの消火器が雑魚すぎなのよ!」
桜奈「言い訳乙。まじで自炊するなら私が食べない時だけにして?」
千琴「そんなに言うならコンビニ弁当でも買って食べるわよ!」
桜奈「そうしてくれ。健康のためにも。今日の夜ご飯そうめんでいい?」
千琴「わかったわよもう。。そうめん?最近麺類多くない?」
桜奈「文句あるならチー姉は夜ご飯抜きね。私も荷造りとか宿題あるの。今日はクソ教師のせいで疲れてんだから休ませてよ」
千琴「文句ありませんすいませんでした(棒)ってかクソ教師てw何があったの?部活の顧問?」
桜奈「気持ち込めなよw部活の先生はまじでいい人。ほら、この前チー姉の友達が怒ってた女子バドミントン部の顧問のこと。私の担任よ。チー姉も一回くらい授業受けたことあるでしょ?社会の先生。」
千琴「実希のこと?あ、あの先生か。その先生がどうした?」」
桜奈「そうそう。その先生がね。ご丁寧に2時間半オーバーのHRをしてくれたおかげで相当帰宅時間ズレたw」
千琴「流石に2時間半オーバーはやばすぎw絶対クラスの半分以上寝てたでしょ?」
桜奈「杏と凪沙と由依と、クラスの男子ほぼ全員と、目立つ女子グループ数人が爆睡してたw」
千琴「それで先生怒らないの?ってかあんたよく寝なかったわねw」
桜奈「ず〜っとプリントにメモとってるふりして宿題してたwと言うか先生も自分の世界に入ってるから周り見えてない。なんなら生き残ってた帰宅部のエースがこっそりダッシュで帰ってたwそれにつられて男子が数人帰ってたw」
千琴「内職しててバレない席なのあんた?w周り見えてないはやばいて。帰宅部のエースの子と男子たちすごいわねw」
桜奈「私一番後ろの席だからバレる可能性は低いw私も帰ってる奴らに混じって帰ってこようか迷ったけど、杏たちと話さないといけないことあったから耐えてたw」
千琴「なら良かったw偉いじゃん。」
桜奈「せやろ。はい、そうめん出来た!じゃあ、食べたら私荷造りするから。夏休みの間のチー姉のご飯はコンビニ弁当でw」
千琴「わかったわかった。」