海と花束 創作
{小説}滅びのオカリナ〜世紀末伝説〜
14コメント 2022/01/23(日) 23:19
  • 11  吹雪姫(小説投稿モード)  2021/09/24(金) 23:43:36  ID:MWEyODIyMz  [通報
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    第5話〜それぞれの旅立ちPARTⅢ〜
    神奈子「そろそろうちのうるさいやつらが帰ってくるから、もう一回おばあちゃんに電話したら?凪沙。」
    凪沙「うん。そうする。でもまた晴翔が出たらどうしよ〜w」
    神奈子「その晴翔くん?凪沙の従兄弟?兄弟?」
    凪沙「私は一人っ子だから、従兄弟だよ。うちのお父さんのお姉ちゃんの子供。本当は晴翔には2歳下の妹の葉月と5歳下の弟の春馬がいたんだけど、晴翔と私が小2くらいのときかな?その日、晴翔と私はおばあちゃんの家に遊びに行っててね。晴翔の両親と妹弟は後から来ることになってたの。私の両親はもう死んじゃってたの。ちょうどその時からちょうどその時からかな。神奈子の家で暮らすようになったの。」
    神奈子「そうだったね。私が小一の時に私の両親が原因不明の病気で死んじゃって。。ちょうどその年に凪沙の両親もいなくなっちゃって一緒に暮らすようになったね〜。もう8年くらいいっしょにいるよね。広樹なんか多分凪沙のことマジのお姉ちゃんだと思ってんじゃない?w」
    凪沙「確かに。考えてみれば広樹くんが2歳か3歳くらいの時から家にいるもんね。私wでね。晴翔と私が村の子供達と遊んで、帰ってきたらおばあちゃんが真っ青な顔してテレビ見ててね。」
    神奈子「うん。それで?」
    凪沙「晴翔がおばあちゃんに、『ばあちゃん、どうしたの?』って聞いたらさ。おばあちゃん、泣きながらなんて言ったと思う?」
    神奈子「なんて言ったの?」
    凪沙「『晴翔。あんたの家族が交通事故に巻き込まれた。今すぐ帰りなさい。凪沙、あんたも。』って。」
    神奈子「えぇ・・・。」
    凪沙「いきなり言われても困るよね。だってさ、前の日まで晴翔の家でいっしょにゲームしたりしてたんだよ?晴翔は魂抜けたみたいになってて、私もよく覚えてない。おじいちゃんと一緒に急いで帰ったら・・・・私たちが来る1時間前に死んじゃったんだって親戚のおばさんに言われた。ほんとびっくりだよね。あはは。。。(泣き出す)」
    神奈子「凪沙。わかったよ。もういいから。ほら、涙拭きな?」
    凪沙「うん。。」
    神奈子「凪沙のおばあちゃんには晴翔くんが伝えてると思うよ?もうすぐ舞と広樹帰ってくるし、ご飯作っちゃお!ね?凪沙のおばあちゃんの家に行ったら、花火とかやろ?ほら。恋話とか!」
    凪沙「うん!」
    神奈子「やっと笑った!よっし!今日は凪沙の大好きな唐揚げにしてあげる!」
    凪沙「やった〜!」
    神奈子「その代わり、ちゃんと手伝うこと。夏休みは全力で楽しむこと!」
    凪沙「了解!」
    凪沙&神奈子「www」
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