海と花束 創作
{小説}滅びのオカリナ〜世紀末伝説〜
14コメント 2022/01/23(日) 23:19
  • 12  吹雪姫(小説投稿モード)  2021/09/26(日) 00:36:50  ID:ZmI5NzU0ND  [通報
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    第6話〜それぞれの旅立ちPARTⅣ〜
    由依「兄ちゃんただいま〜。早かったね。」
    龍哉「おう。お前が遅いだけだと思うぞ?」
    由依「確かに。兄ちゃん今日終業式だったんでしょ?」
    龍哉「そうだぞ。」
    由依「にいちゃん補習無かったの?」
    龍哉「ホシュウ?なんで俺がそんなのやらねぇといけねえんだよ。」
    由依「嫌だってさ。このプリント見てみな?」
    龍哉「俺今ゲーム中だから無理。」
    由依「なんのゲームやってんの?」
    龍哉「ゼルダ。」
    由依「あ〜。なんか新作出たんだってね。」
    龍哉「おう。楽しいぞ結構。」
    由依「ってか兄ちゃん高3だってわかってる?夏休みが勝負だって言われんかったの?」
    龍哉「言われたかもしれんけど俺寝てたw」
    由依「わお。私といっしょだw(不本意なことに)」
    龍哉「真面目なお前が寝るとは珍しい。」
    由依「いっつも話してるやばい先生がHRの時間をご丁寧に2時間ちょっと延長してくださったおかげで気持ちよく眠れたわw」
    龍哉「そりゃよかったな。その先生大丈夫か?」
    由依「知らんわ」
    龍哉「w」
    由依「てか兄ちゃんさ、今日補習あったのかは知らんけど、相当テストやばかったんでしょ?」
    龍哉「おう!全教科追試だったぜ!(ドヤァ)」
    由依「いやいやドヤるなw」
    龍哉「俺にしては珍しかったんだぜ。国語以外は赤点じゃ無かった!」
    由依「ワースゴーイ。ダカラニイチャンニホンゴニガテナンダネ」
    龍哉「それとこれとは多分だけど別。」
    由依「あっそ。でさ、兄ちゃん晩御飯何がいい?」
    龍哉「人間様に食える飯ならなんでもいい」
    由依「は?」
    龍哉「カレーをお願いします」
    由依「おけ〜」
    龍哉「由依〜。夏休みってどこか出かけたいとこあるか?」
    由依「あったとしても兄ちゃんと二人でなんて行かないよ?」
    龍哉「なんでだよ。家族旅行するだろふつー!」
    由依「嫌だし。兄ちゃんと旅行とか考えただけでも吐きそう」
    龍哉「お前だんだん毒舌度がupしてないか?」
    由依「気のせい。後にいちゃん。ゲーム画面にご注目。」
    龍哉「え?ああああああ!ヤベェ・・・。クソ雑魚キャラにやられた。。」
    由依「どんまい」
    龍哉「あ〜あ。やり直しだ。。」
    由依「がんばえ〜」
    龍哉「はあああ・・」
    由依「マジで落ち込んでやがるよこのゲームオタク。。」
    龍哉「うっさいわい」
    由依「そうだにいちゃん。私さ、明日からみんなと一緒に凪沙のばあちゃんの家に遊びに行こうかって話になってるから。」
    龍哉「へー。よかったな。」
    由依「でしょ?後カレーできたよ。」
    龍哉「おう。俺には遠い世界だ。カレー食うか。」
    由依「隠キャゲームオタのナルシでバカだもんね。兄ちゃん。そりゃあキラキラしてるJKのお姉様方とは遠い世界だろうねぇ。」
    龍哉「ウグゥ。。。」
    由依「言葉の矢でボロッボロになってる上にカレーが辛くてビビってるとこ悪いけどさ、さっきも言った通り私しばらく家にいないから。今日のうちにオカズ一ヶ月分くらい作り置きしとくから。コンビニ弁当でも添えて食べてね。」
    龍哉「それにしても辛え・・(言葉の矢〜悪いけどまでしか聞こえてない)」
    由依「前にカレー作った時さ。兄ちゃん甘すぎるって言ってたからスパイス足した。」
    龍哉「だからってこれは極端すぎだろ・・」
    由依「知らんよ。好きに調節して。そこに蜂蜜置いてあるから。」
    龍哉「わかった。。」
    由依「ってことで、一ヶ月一人暮らし頑張ってね〜。ごちそうさま。じゃあ私宿題するから。兄ちゃん食器洗いよろしく〜。」
    龍哉「ういうい。。」
    由依「にいちゃんもさっさと寝なよ。」
    龍哉「わかってるって。。」
    バタン(扉が閉まる音)
    龍哉「え?今あいつ、”一ヶ月一人暮らし頑張って”って言った?」
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