海と花束 創作
{小説}滅びのオカリナ〜世紀末伝説〜
14コメント 2022/01/23(日) 23:19
  • 6  吹雪姫(小説投稿モード)  2021/08/29(日) 17:52:06  ID:ODdmNWFmYW  [通報
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    第0話 〜プロローグ〜

    カシャカシャカシャ・・・(カメラのフラッシュの音)
    記者A「それでは晴翔さん。今回の事件について、目撃者の貴方にご説明ねがえますか?聞いたところ、貴方は失踪した男女の一人、凪沙さんの従兄弟だとか。」
    晴翔「俺は・・俺は。ただ・・凪沙の奴が来るから、迎えに行こうとしたんだ。駅に着いたら・・凪沙の友達と、友達の妹弟がいて・・」
    記者B「それからどうなったというんですか!」
    晴翔「そしたら、俺の目の前で雷鳴が轟いたんです。晴れだったのに。俺はビビって、目を瞑っちゃって。。。目を開けたら、そこに凪沙達はいませんでした。ただ、変な笑い声がして、俺の耳元でこういったんです。”お前達家族と、その仲間は私の糧になってもらう。ひとまずこいつらは貰うぞwそのあとはお前、次は婆さんだ。せいぜい地の果てまで逃げるんだなw”って。そんなこと言われたら、俺__怖くて。翌日はお祭りだってのに・・」
    記者C「ではあなたは今回の8人が失踪した事件とは無関係だと?」
    晴翔「俺と婆ちゃんは何も知りません。ただ、凪沙達が来るから迎えにいっただけです。」
    記者A「ですが、あなたのお家は代々”オカリナの精霊”にオカリナを祀る、神職の家系ですよね?」
    晴翔「そうですけど。それが凪沙達がいなくなったのと何の関係があるっていうんですか?」
    記者B「昨今、大人の急死が騒がれていますね?それは”オカリナの呪い”と言われ、忌み嫌われています。」
    晴翔「だからそれが何だって・・・!」
    記者C「あれ、知らないんですか?最近は大人だけではなく、子供。いわゆる中高生も呪われる対象だということを。そして、オカリナの精霊はあなたがた神伝村の住職や神職に、ひどく恨みがあること。そして、オカリナの精霊の生い立ちを。。」
    晴翔「そんなこと、婆ちゃんからはあまり聞いてません。多分、俺が未熟だからです・・でも、そうだからって凪沙は!あいつは、神職とか、巫女の仕事なんかやったことない!」
    記者B「そのような意味ではありません。”血筋”の問題です。現に、凪沙さんはご両親を亡くされている。」
    記者A「凪沙のとこのおじさんとおばさんが死んじゃったことが何だっていうんですか!」
    記者C「簡単に言えば、凪沙さんのご両親は呪われた。凪沙さんは、神伝村の新色の本家の一族ですね?今度は凪沙さんの番。そういうことでしょう。」
    晴翔「じゃあ。。凪沙は・・凪沙達は!」
    記者A「残念ですが。。オカリナの精霊に連れ去られたかと」
    晴翔「嘘だ。。。。。嘘だああああああ!」
    バタッ________(気絶)
    記者C「え。ちょっ!晴翔さん?晴翔さん!!!」
    晴翔「___凪沙・・守れなかった。。____」
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