海と花束 創作
創作板は協議の結果しばしβ版として運用する事になりましたので、それに伴い急な仕様変更等でご迷惑をおかけするかもしれません(´;ω;`)
申し訳ございません
また、誠に勝手ながらご了承を頂ければ幸いです
ため息にもなれなかった、名前さえ持たない思いが
9コメント 2023/02/27(月) 14:58

  • 2  KaRarU  2021/03/16(火) 15:36:36  [通報
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  • 3  KaRarU  2021/03/23(火) 11:41:05  [通報
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    不幸になるのは分かっていた。城から財宝を盗めるだけ盗み、闇市場で高く売った。今では僕も大罪人だ。それから長年続いた逃亡生活も終わり、今は細々とだが愛する人と暮らしている。あの日、彼女を選ばず即位していれば悠々自適な生活送っていただろう。だけど彼女の笑顔より輝くものを僕は知らない。

    「運命という罠」
  • 4  KaRarU  2021/04/30(金) 13:55:59  [通報
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    綺麗なものだけ見ていたかった。好き。嫌い。世界がそんなもので覆われていく。知れば知るほどそれは肥大化して真っ黒な感情へと変わる。抗えど抗えどそれは増幅し、手に負えないものになる。初めからやめておけばよかったのだ。お前にはできない。悪魔が囁く。少女は言葉もなく闇に飲まれてしまった。

    「掛け違え」
  • 5  KaRarU  2021/05/17(月) 00:58:37  [通報
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    視線の先は私じゃない。この事に気がついたのはどれくらい前の事だっただろうか。彼は私の名前を呼ばなかった。連絡も数える程だった。写真の中の私達はこんなに幸せそうなのに。アルバムを見返すと、彼が笑っているのは私の親友と三人で撮った写真だけだった。皮肉だ。写真では肩が触れる程近いのに。

    「隣との距離」
  • 6  KaRarU  2021/07/25(日) 18:45:36  [通報
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    もしも魔法が使えたならば何をする?放課後の教室で問いかけると君は真剣に考え始めた。学年で首席になってみたい。それから甘いものをたくさん食べたい!鈴を転がすように笑う君は今日も愛らしい。同じ問いを投げかけられ、戸惑う。君が欲しい、かな。必死に紡いだ言葉も君の前では効力がないらしい。
    「もしも魔法が使えたら」
  • 7  KaRarU  2021/08/07(土) 00:20:41  [通報
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    誰もがきっと、もがき苦しんできた。過去を呪いたくなることもあった。完璧な人生では無かっただろう。けれど、僕らにはこの場所がある。これからも僕達は悩み続けるだろう。君から貰った優しさ僕は返せないかもしれない。それでもどうか、君が幸せであるように。ささやかだけど、カンパニュラの花束を。

    「海と花束を」
  • 8  KaRarU  2021/08/07(土) 00:21:32  [通報
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    >>7
    訂正
    こちら題名 海と花束 です
  • 9  KaRarU  2023/02/27(月) 14:58:09  [通報
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    重い。あなたの期待が。重い。あなたの優しさが。重い。それに答えられない私の気持ちが。全部、全部、全部いらない。だから捨てた。楽になりたかったから。でもどうしてだろう。重荷は全てとりはらったはずなのに。嫌なものなんて一つもないのに。私が望んだはずの世界は、あまりに広くて孤独だった。
    「天秤」

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