海と花束 創作
私のとある日常
16コメント 2023/07/08(土) 12:23
  • 4  三千世界世羅  2021/08/14(土) 11:27:40  [通報
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    「そういえば東世羅町って、ワクチン接種早いんですね」
    「人が少ないからですかね?」
    松田さんは笑った。

    掃除機をかける部屋はあと3つ。
    たった3つなんだけど、注射のせいか、暑いせいかすごくだるい。
    誰か代わりにやってくれないかなぁ。
    掃除機は私を含めて2人いるから、残り1部屋か、残り2部屋。
    多い方をやる可能性は十分にある。
    たった1部屋、されど1部屋。
    2部屋をかけたのは古池さんだった。
    あー、よかった、やっと終わった。
    今日掃除をした部屋は全部で53件。
    それほど多くはない。普通くらいだ。
    多いときは60件とか70件とかそのくらいいく。
    コロナが流行ってからは70件近くをやることはほぼほぼない。
    大体40件か、50件か。良くて60件。
    私としては少ない方が楽だから助かる。
    いや、少なくても結構疲れるから全然楽ではないんだけれど。
    掃除が終われば次は片付け。
    休憩室に戻り、ごみ袋を持って、ほこりを払う場所に向かう。
    ほこりを払う場所はベランダのような所だ。
    風の向きによって体を動かしながら、ほこりを払う。
    そうでなければほこりが自分の方にやってきてむせてしまう。
    ほこりは綿のようにたくさん出てくる。
    払い終わり再び休憩室へ、掃除機を置きに行く。
    すると、古池さんがいた。掃除はどうやら終わったようだ。
    「お疲れ様」
    始めに古池さんが挨拶する。
    「お疲れ様です」
    次は古池さんがほこりを払いに行く番だ。
    いつも1番先に掃除機が片付けをして、次にチャキ、仕上げさん。
    ほこりを払い終わったら次はトイレに行く。
    トイレから戻って、チャキさんがまだ片付けが終わってなければ「これお願い~」と、お茶っぱを袋に詰めるのを頼まれたりする。
    もしくは和室用のカートのトイレットペーパーの補充をする。
    今日はどちらも大丈夫そうだ。
    14:00。みんなは休憩室に集まっている。
    全員の片付けが終わった。
    「明日は11時です」
    「はーい」
    社長が時間を告げ、バスを取りに先に外へ向かう。
    少しして私達もバスへと向かった。
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