海と花束 創作
私のとある日常
16コメント 2023/07/08(土) 12:23
  • 5  三千世界世羅  2021/08/16(月) 18:47:29  [通報
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    会社の外に出るとたくさんのたんぽぽのような花が咲いている。
    おばあちゃんと松田さんによるとあれは外来種のたんぽぽらしい。
    日本のたんぽぽよりは小さくて可愛いらしい感じがする。
    私達はいつもバスを坂道で待っている。
    その坂道にもあの外来種のたんぽぽが咲いていた。
    「うわ!このつるすごく太い!ヘビみたい」
    と、川口さん。ヘビたんぽぽの第一発見者だ。
    「本当だ、気持ち悪い!育ち過ぎだよ」
    川口さんの声に促されて見てみた唐川さんもヘビのようだと気持ち悪がっている。
    私もどれどれ、と見てみた。
    確かに茎は普通のよりも随分と太いけれど、ヘビには見えなかった。
    んー、ヘビ……?
    「うちヘビ飼っていますよ」
    川口さんと唐川さんの会話を聞いていた松田さんが会話に混ざった。
    「え?飼ってるんですか?」
    驚いた川口さん。
    「もう飼って14年くらいになるからそろそろ寿命だと思うんですけどね」
    ほー、そんなに長くいるんだ。
    「え、エサとかはどうしてるんですか?」
    川口さんが質問する。
    「通販で冷凍ねずみを買っています」
    「ええー!!」
    驚く一同。
    私も驚いた。
    ねずみなんて冷凍されていたとしても絶対触りたくないなぁ……。
    そんな会話をしているとやがてバスが来た。
    バスの入口でアルコール消毒をして席に着く。
    私の席は運転席を除いて前から4番目の右側の席だ。
    社長がエンジンをかけてバスを走らせた。
    私の席から斜め左の左側に座る萩野さんが「はいよ」と、3色おやつパンを私にくれた。
    私の席の後ろに座っている川口さんにもあげていた。
    「ごちそうさまです」とお礼を言う。
    3色おやつパンはあんこ、チョコ、カスタードの3色の味を楽しむことが出来るセブンイレブンのパンだ。
    やったー、カロリーは377カロリーもあるから明日のお昼にしよう、と鞄にしまった。
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