海と花束 準備/感想
異世界探偵 準備感想スレ
42コメント 2021/05/20(木) 18:28
  • 18  リン  2021/03/12(金) 13:30:05  [通報
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    第6話の下書き

    第6話 「妖精を探す」

     任命式の様子はおかしかった。ギャラリーからは咆哮が聞こえて、茉希は怪しんでいた。人間と言葉にした時に、異世界の住人は偏見を持っているように見えた。

     人間が異世界にいる。異世界にいたらいけない決まりがあるか。

     自問自答したはいいものの、答えは分からなかった。いつか答えは見つかるのかな。

     床に妖精の羽の毛が落ちていた。妖精は羽が付いている。
     これで、妖精を探すことはできるかもしれない。

     茉希は、依頼主のルシーに妖精の特徴を尋ねた。妖精の特徴を教えてくれた。

    「羽が緑で、髪型はポニーテールだったかな。」
    情報量が足りない。この世界には、他に妖精使いがいるらしい。到底、妖精がいても特定するのが困難だ。

     この異世界には、写真という概念がないのか。見渡すと、カメラや写真がなかった。

    「妖精の写真はあるの?」

    「写真なんだそりゃ。」予想通りだった。


    「この紙にルシーの妖精を描いてみて。」



     数分後、妖精の絵を渡してくれた。

     色鉛筆、クレヨン、絵の具。ルシーが使っていたそれらの文房具は年季が入っていた。きっと、小さい頃から大切にしたんだろう。

     妖精の絵を手がかりに、外に出て妖精を探した。

     時々、緑の羽が落ちているか、下を向いて確認した。

     時間が流れて、夕方になった。夕焼けがきれいで建物まで光がカーテンのように広がっていた。

     似ている妖精を見つけた。

    「あなたは、ルシーの妖精ですか?」

     妖精は、鼻声で、「ルシーの妖精だよ。」と答えた。妖精は泣きそうだった。



     宮殿に戻って、ルシーに妖精をそっと渡した。

    「ルシー!」「ジェリー!」

     ジェリーと呼ばれる妖精は、ルシーの膝にちょこんと座り、泣いていた。目から出た涙は、ルシーの膝にまで滴り落ちた。

    (第6話終わり)
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