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炎穂が思いついた行きあたりばったりのネタが乱雑に投げ込まれてる汚い物置。
なんかあったらこちらに。
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灰の夜……一応「灰」の前編にする予定。後編は「灰の世界」、いつか日の目を見るはず。
その他
「猫猫雑記」……昔とある掲示板で書いてた初めての作品。途中で放棄した
「朱色の夢」「心夜」「黒い扉」
……いつできるかわからない物。心夜と朱色の夢は可能性ある。
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「灰」あらすじ、設定殆ど忘れてたから書き起こしてく。
生き続ける、灰になるまで。
あらゆる色はやがて混ざり合い、黒になる。
どこかで聞いた言葉にずっと縛り付けられてる。違和感、嫌だ。
抜け出したい、連れてってくれ。
壁、
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黒板の上にある時計をふと見ると、時間はまだ十分も経っていなかった。
この時間はいつまで続くんだ、と藤宮瞬は思った。最近、授業の時間が無限に続いてるような感じがする。教師に目をつけられないようにそっと教室を見渡す。授業を真面目に受けている奴、そいつらに擬態してスマホをいじる奴、居眠りをしている奴、いろいろな奴が居た。
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黒板の上にある時計をふと見ると、時間はまだ十分も経っていなかった。
この時間はいつまで続くんだ、と藤宮瞬は思った。最近、授業の時間が無限に続くような感じがしている。教師に目をつけられないようにそっと教室を見渡す。無機質な蛍光灯が教室を照らす中、大半は授業を真面目に受けている様だった。居眠り、スマホを構っているやつは居たが、ごく少数だった。
瞬は内心溜息を吐いた。自分と同じような様子の人が殆ど居なかったからだ。自分だけが集団についていけていない、切り離されてしまったような孤独感を感じてしまう。
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瞬は、今度は窓の外を見た。太陽を遮る灰色のビル群が見えた。しかし、人通りは驚くほど少ない。平日の昼なのだからしょうがないのかもしれないが、その光景はやけに瞬の心に響いた。
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黒板の上にある時計をふと見ると、時間はまだ十分も経っていなかった。
この時間はいつまで続くんだ、と藤宮瞬は思った。最近、授業の時間が無限に続くような感じがしている。教師に目をつけられないようにそっと教室を見渡す。無機質な蛍光灯が教室を等しく照らす中、大半は授業を真面目に受けている様だった。居眠り、スマホを構っているやつは居たが、ごく少数だった。
瞬は内心溜息を吐きながら今度は窓の外を見た。太陽を遮る灰色のビル群が見えた。しかし、人通りは驚くほど少ない。平日の昼間なのだからしょうがないのかもしれないが、その光景はやけに虚しく、瞬の心に響いた。
あぁ、自分はなぜここにいるのだろう、みんなと一緒のはずなのに、自分だけ切り離されてしまったような孤独感を感じるのはなぜだろう。なぜ、なぜ、と瞬が自問自答している間だけは時間は早く進んでいった。
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なぜ、なぜ、と物憂げに瞬が考えに耽っているあいだ、授業は進んでいった。
「よって、この例題の解き方は……」
教師の淡々とした喋りとチョークの音が教室に響く中、キーンコーンカーンコーーン、とチャイムが鳴った。
「え~~と、この続きはまた次回、」
きり〜〜つ、だるいような号令がかかり、みんながいすをガタガタ言わせながら立ち上がる。その音で現実世界に戻ってきた瞬も慌てて立ち上がる。
れい、あざした〜〜〜、いい加減な挨拶を終え休み時間に入る。
味のしない弁当をさっさと平らげ、瞬はスマホ片手にまた考え事に戻ろうとした。と、「おーい、瞬。バスケやろーぜ。」と友人から声がかかった。
「おっけー、ちょっとまって。」
「うぃ、はやくしろよ。」そう言って友人は走り去っていった。
ゴソゴソかばんの中に弁当箱をしまいつつ、
「……実はこれを待ってたのかな、俺。」とよくわからないことを呟き、走っていった友人の後を追いかけた。
蒸し暑い体育館に着くと、友人たちがボールを持って待っていた。
「おせぇーぞ」
「そんな遅かねーだろ」
あはははと、皆笑った。
「まーいーや、早速チーム分けだ」
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チーム分けが終わり、いざバスケが始まると、友人たちの目は豹変した。遊びとは思えないくらい闘争心に満ち、勝利に貪欲になった。キュッ、キュッと内履きのゴムが床を鳴らす。敵がどんな配置になっているか、目線はどこを向いているかを観察し、どこにパスを出すべきかなど知略を巡らせている間にも、瞬の心はどこか遠い場所にあった。
パスを回すときも、ドリブルしているときも、シュートしようとしている瞬間でさえも、瞬は自問していた。自分がしたいことはこれなのかな。自分は何を求めてるんだろう。と。
答えの出ない問と瞬が格闘してる一方、今言えることは瞬が放ったシュートは外れたということだけだった。
「あー!すまんッ!」
リングからこぼれ落ちたボールを追いかけ嵐の様に駆け抜けていった猛獣の群れに、瞬は一人叫んだ。そして再び群れに突っ込んでいった。
試合は、一進一退、といったところでチャイムが鳴った。
「あー、今回は引き分けか〜?」
「早く準備しねぇと。あの物理教師ブチギレる。」
「あー、お疲れ様〜」
「てめぇ」
ギャハハハハハハとうるさく笑い合う友人たち。
「ごめんシュート外しちゃって」
と、瞬はさり気なくチームメイトに謝罪した。
「外したの瞬だけじゃねーし。気にすんなよ」とある友人が瞬の肩をばしんと叩く。
でも、とその友人は続けた。
「ボールの片付けよろしくな!」
と言うや否や猛スピードで走り出した。おそらく彼のクラスの次の授業が物理だからだろう。残された瞬は一人、ため息を吐いた。
何か鈍い痛みが疼いた。
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音楽聞いてたら「灰」にマッチする歌詞見つけたからここにぶちこんでおく。
景色が灰となり消えてしまった。
後悔するにはおそすぎた すべて終わったんだ
それでも俺たちは立ち上がらなきゃならない
灰を握ったまま歩み始めなければいけない
まっすぐ生きるために 俺は俺らしくいたいだけ
過去の過ちも抱いて生きていく
この灰は俺そのもの何だ。
俺らしくいたい それだけが俺の願い
これ以上自分に嘘を付きたくないんだ
新たな景色が灰の前に現れる 今度こそ逃さない
俺は灰の前で決意する 俺は俺らしくいたいだけ
誰かが風にのって追いかけてくる
俺の意思を曲げようとする 自分を信じるのは難しい
それでも目を開けなければならない
俺自身が灰になるまで
Ashes/water weed
この小説にピッタリの曲だね Ashesって日本語で灰だし
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その後の授業は午前と変わらず、淡々と、粛々と進んでいった。
その間の瞬の様子は言うまでもないだろう。
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その後の授業は午前と変わらず、淡々と、粛々と進んでいった。
その間の瞬の様子は言うまでもないだろう。
瞬のノートにはうねうねとした文字とも言えないような何かが無数に這い回っていた。瞬は終始黒板を見ていた。というより、黒板の奥にある探そうとしていたという方が正しいだろう。瞬の視界の外では、午前中太陽を遮っていたビル群が、今度は太陽の光を反射してキラキラと煌いていた。
やがて授業が終わり、教室から人が少なくなり始めた。
それぞれがそれぞれのことを話しながら、いなくなっていく中、
「……終わった、空費した」
瞬は口だけで呟いた。
「おーい、瞬。これからマック行かね?柳も小田も来るって言ってるけど。」
ドアの方から聞き慣れた声がした。昼、誘いに来た友人だった。
瞬はうーん……と唸り、悩むふりをした、そして決められた答えを放つまでの時間を稼いだ。
「あー、今日はいいや。俺勉強しなきゃいけないし。」
「おーっけ、じゃーなー勉強がんばれよ。」
と友人は少し茶化したような口調で言い、消えていった。
そうして瞬だけが教室に残った。
一人にいるには広すぎる教室を蛍光灯が静かに、眩しく照らす。
そして瞬は教科書やノートを再び広げ始めた。
先の授業でノートに現れた黒い線を消しゴムで強く擦る。
そして白さを取り戻したノートに再び文字を刻んでいく。教科書にマーカーを引き、定規をノートにあてがい、整然とまとめていく。カチカチと時計の針の音が大きく聞こえるほど静まり返った教室で、瞬は独り言を言った。
「あー終わった、色々終わった。」
「こんなもんでいいかな」
しばらくして「よし、これでなんとかなるだろ。」と瞬は独り言った。
ゴソゴソと教科書、ノート、筆箱などをカバンにしまっていく。最後に自分のスマホをポケットにねじ込んで、ついでに教室の電気を消す。外は、日が落ちかけていて、ビル群は所々に黄色い光を身につけていた。
そんな景色をちらと見て独り瞬は帰路についた。
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昨日の分、「ついでに」っていらなかったな。今気づいた。
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普段電車とか乗らない生活してるから電車通学の描写がよく分からない。
駅の感じとか、全部テレビの中の話だし。
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瞬が通う高校は郊外の丘の上に立っている。
瞬が覇気もなく下っていく坂道を街灯と冷えた太陽が照らしていた。
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瞬が校門から出ると、あたりに人は誰も居なかった。
瞬は少し残念な気持ちになった。そのまま駅へと続く坂道を下っていく。
晩御飯だろうか、周りの住宅から料理の匂いがする。カーテンの隙間からテレビの前で楽しげに笑う母娘がちらと見えた。そんな光景を目の端に映しながら、瞬は溜息を吐いた。
皆なにかとつながっている。でも、俺は違う。何とは言えないけど壁が存在してる。とてつもなく薄く、けれども厚くて固い壁が。
瞬は毎度の如くそんなことを頭の中で呟いた。
瞬が覇気もなく下っていく坂道を街灯と冷えた太陽が照らしていた。
坂を下りきり住宅街を抜けるとだんだん高層建築が目立ち始めた。
それと同時に人の往来が増えてくる。申しなさげな口調で電話している会社員、ふざけたことでキャーキャーと大きな声で笑う女子高生が瞬の横をかすめるように通り過ぎていった。
瞬は彼らから身を守るかのように肩を縮こませながら駅に歩いていった。
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瞬が校門から出ると、あたりに人は誰も居なかった。
少し残念な気持ちになった。そのまま駅へと続く坂道を下っていく。
晩御飯だろうか、周りの住宅から料理の匂いがする。カーテンの隙間からテレビの前で楽しげに笑う母娘がちらと見えた。そんな光景を目の端に映しながら、瞬は溜息を吐いた。
皆なにかとつながっている。でも、俺は違う。何とは言えないけど壁が存在してる。とてつもなく薄く、けれども厚くて固い壁が。と、瞬は毎度の如くそんなことを頭の中で呟いた。
彼がが覇気もなく下っていく坂道を街灯と冷えた太陽が照らしていた。
坂を下りきり住宅街を抜けるとだんだん高層建築が目立ち始めた。
それと同時に人の往来が増えてくる。申しなさげな口調で電話している会社員、ふざけたことでキャーキャーと大きな声で笑う女子高生が瞬の横をかすめるように通り過ぎていった。
瞬は彼らから身を守るかのように肩を若干縮こませながら駅に歩いていった。
さっきのような人と何回か遭遇しながらも瞬は駅に着いた。外よりかなり混み合って様々な情報が垂れ流されているホームを抜け、そのまま駅の改札口へと向かう。目的の改札付近に人はあまり居なかった。瞬は今度はホッとしつつ、ポケットからスマホを取り出して改札を通る。
その後、駅のホームで電車を待った。時間にして十五分ほどだっただろうか。
小洒落た駅とは裏腹な、昭和感漂う列車が二両編成でホームに滑ってきた。
「十九時三十分発、駒瀬行が参ります。」
ホームのスピーカーがそう告げた。そういうが早いか否か、列車の扉が開いた。瞬は暗い線路に浮かぶその中に吸い込まれていった。
すっかり日も落ち、瞬を乗せた列車は、街の灯りの間の暗闇を申し訳そうに、一定の速度で走っていった。
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最後のところの設定?心情?
灰の夜
「瞬」は死んだ。でも、俺は生き続ける。灰になるまで。
灰の世界
「俺」は俺として生きていきたい。過去の過ちは消えないけど、俺はもう逃げない。精一杯演じてやる、俺自身が灰になるまで。
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あー、更新しなきゃ
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擬音
習作
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ある日、彼が消えた
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不定期短編
【無音のイヤホン】
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>>22
収録作品
街灯と月夜
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>>23
他
新月
夜海
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>>23
ルール
セリフ殆ど無し
三人称
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せっかくだから海花過激派の小説なりなんなり作ってもいい気がする
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暇。よってこれから炎穂、動きます
具体的には
灰の夜の更新
途中で放棄した処女作、猫猫雑記リメイクします。
言ったよ?未来の炎穂、やれよ?
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猫猫雑記
構想、記憶、発展
主人公、瞬
猫ミー 先代(死去)リー
悲しみの淵
猫アレルギー
先代幽霊
「何か」が起きる
平和に終結
実話要素多い。リアルに書こうね
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あの日抱いた深い悲しみ。そしてその瞬間悟った失望。
そんなことさえ忘れていた。
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てっきとう
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310の扉を初めて開けたのは、自分だった。
角部屋、何故か他の部屋に比べ湿度が高く、何か臭い。暫くその部屋で一人暮らしていたが、そのような印象しかなかった。
なんの変哲もないただの310号室だった。